フェデラーがチリッチとの死闘を制す「僕の夢は続く」 [ウィンブルドン] (2/2ページ)
有頂天だよ」。
フェデラーが2セットダウンの劣勢を巻き返して5セットで勝ったのは、その長いキャリアを振り返ってもこれが10度目のことだ。これは彼にとってウィンブルドンでの80試合目であり、ジミー・コナーズ(アメリカ)とタイの記録。フェデラーはまた11度目のウィンブルドン準決勝進出ということでも、コナーズと並ぶ記録となった。
さらにフェデラーは今、ウィンブルドン男子シングルス史上の新記録である8度目のタイトルまで、あと2試合と迫った。彼は現在、7度優勝しているが、それはピート・サンプラス(アメリカ)と1880年代の選手、ウイリアム・レンショー(イギリス)と並ぶ記録である。
フェデラーが準決勝で対戦するのは、第6シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)となった。ラオニッチは、センターコートで行われていたフェデラー対チリッチと同じ時間帯に1番コートでプレーし、第28シードのサム・クエリー(アメリカ)を6-4 7-5 5-7 6-4で退けた。
ラオニッチはクエリーに対してサービスブレークを一度しか許さなかった。
クエリーは3回戦で世界ナンバーワンのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を倒して自身初のグランドスラムの準々決勝に進んだが、そこで敗れたことで、2009年のアンディ・ロディック以来となるウィンブルドンの準決勝に進んだアメリカ人選手になることはできなかった。
今年、コーチングチームにウィンブルドンで3度優勝(1981、83、84年)しているジョン・マッケンロー(アメリカ)を加えたラオニッチは2014年もウィンブルドンの準決勝をプレーしているが、そのときはフェデラーにストレートで敗れた。また、ラオニッチは今年の全豪オープンも準決勝を戦ったが、そこではアンディ・マレー(イギリス)に敗れている。
この日の準々決勝でラオニッチは、試合に終止符を打つための最後のゲームを含めてクエリーのサービスを3度ブレークした。
クエリーは第3セットでこの日、唯一のブレークを果たして5-4とリード。そこからセットポイントでサービスエースを奪ってキープし、このセットを取った。
その後、ふたりは第4セットの第9ゲームまでサービスをキープし続けたが、第10ゲームでクエリーがこの試合で5度目のダブルフォールトをおかし、ラオニッチのマッチポイントの御膳立てをしてしまう。その後、クエリーのフォアボレーのエラーが最後のポイントとなった。(C)AP