【テキトー母さん流☆子育てのツボ!】#05 ママ友の子よりも発達が遅れているようで不安です
「1人でできる子になる『テキトー母さん流』子育てのコツ」の著者の立石美津子が、ママ達の育児の素朴な疑問に応えるQ&A連載、【テキトー母さん流☆子育てのツボ!】をお伝えします。
第5回のテーマはこちら。
■後になって振り返ってみると“些細な悩み”かもしれない
目が大きい人、小さい人、身長が高い人、低い人、太っている人、痩せている人など顔つきも体つきもみんな違います。
子どもだって首が座る時期も歩き始めも食欲も異なります。0歳8ヶ月くらいで歩き始める子もいれば1歳半くらいでやっと立つ子もいます。でも、それが将来、運動能力の差につながる訳ではありません。
また、言葉も1歳過ぎから「ご飯食べる」と二語文を話す子や2歳近くなっても「ワンワン、マンマ」の喃語しか喋らない子もいます。でも、これが将来の学力に差につながるわけでもありません。
4歳になって喋らない子はいませんし、歩けない子はいません。もう少し待ってみませんか。後になって振り返ってみると「鼻くそみたいな些細なことで悩んでいたわ。」とこの世の終わりみたいに悩んでいた自分がバカみたいに思えるものです。
■もし発達に“気がかり”なことがあったら?
「もしかして、何か子どもに障害があるのかもしれない」と不安がよぎり、ずっとこのことで頭が支配されているようでしたら、はっきりさせるためにも勇気を奮って専門医を訪ねてみましょう。
ママ友に相談しても「心配しすぎよ、子どもなんか皆、そんなものよ」と言われたり、園の先生に聞いても「個性の一つですよ。長い目で見ましょう」なんてちっとも慰めにならない励ましの言葉をかけられたりします。
1人で長い間悩んでいるよりは、小児専門の精神科医と呼ばれる医師のところへ行き受診しましょう。
発達障害児の占める割合は全体の6%と言われますので、ひょっとしたらそうなのかもしれません。
●発達障害
発達障害とは下記です。
・学習障害(LD)
・注意欠如/多動性障害(AD/HD)
・広汎性発達障害(PDD)
(広汎性発達障害には、自閉症やアスペルガー症候群、トゥレット症候群も含まれます。)
もし診断を受けてしまったらすごくショックを受けるとは思いますが、いたずらに悶々とした日々を送るよりも“黒か白か”はっきりさせた方が気持ちの整理がついて、次にやるべきことも見えてきます。
■もし気づかれぬまま育てられた場合
もし、何らかの脳の機能障害があるのにも関わらず「普通の子である」と思われて次のように言われ続けて育ったらどうなるでしょう。
「皆みたいにじっと椅子に座っていないとダメでしょ!」
「皆みたいに集団行動をきちんととりなさい!」
「しっかり話をしなさい!」
「お友達と遊びなさい!」
お友達と遊ばないでポツンと一人ぼっちでいることは、ママから見たら「寂しいだろう」と思うかもしれませんが、社会性やコミュニケーション障害がある子どもには友達と一緒にいること自体がストレスになります。
そして本人はちっとも寂しいとは感じていないのです。だから無理に友達と遊ばせることなんかしなくていいのです。
本人がしたいようにさせてやることが穏やかな幼児期を過ごすことになり、安定した未来を切り開くことにつながります。
今は発達障害についての情報が氾濫していて神経質になってしまったり、取り越し苦労してしまうこともありますが、不安を抱えたまま毎日子育てしているママの顔を子どもに見せていることは決して良いことではありません。“言葉がひどく遅い””集団行動がとれない”“一定の行動やパターンにこだわる””4歳なのに1歳児のように一時もじっとしていられない”のような、障害を感じるようなサインがあれば専門機関を受診してみましょう。
それから、どんな子だってあなたの“たった一人のかけがえのない大事な子”であることには変わりがないんですよ。このことを忘れないようにしましょうね。
【参考】
※ 『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』
※ 『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』