頭髪は仕事にも影響?市原隼人が迫られる役者としての分岐点 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 かつて市原は業界で引っ張りだこの”主演俳優”だった。映画『リリイ・シュシュのすべて』で主演を飾った後、ドラマ『ロング・ラブレター〜漂流教室〜』(フジテレビ系)や『猿ロック』(日本テレビ系)、『ROOKIES』シリーズ(TBS系)など多くの話題作で主演し、ヒット作品となった。しかしその後、11年近く付き合っていた中学時代の幼なじみと別れ、モデルの向山志穂(30)と結婚したことをきっかけに女性人気が一気に急降下したといわれている。

 それでも今年春には、不倫をモチーフにしたTVドラマ『不機嫌な果実』(テレビ朝日系)で音楽評論家を演じて話題に。6月24日にはブログで「新たな2つの作品の衣装合わせ」と報告しており、仕事は途絶えていない模様だ。

「とはいえ、現在の市原はドラマや映画でキャスティングしづらい中途半端な俳優になってしまった。頭髪の寂しさもあってもはや主役級のイケメン枠ではなく、かといって中年男性役には若々しすぎる。いま考えると、『不機嫌な果実』で演じたピュアだけど性欲が有り余った青年、という役どころは適役でしたね」(前出・デスク)

 人間味溢れる演技や表情の豊かさなど、俳優としては評価が高い市原。海外ではブルース・ウィルスやニコラス・ケイジ、ジュード・ロウなど、頭髪が寂しくても”二枚目”として人気を得ている俳優は少なくない。イケメン俳優としては少なく、コメディ俳優としては多すぎる頭髪。悩ましい状況下、今後の俳優活動の行き先は髪のみぞ知る、といったところだろうか。

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
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