七夕祭のデモ活動は宗教否定?中国人が見た”日本共産党の実態” (2/2ページ)
以前のコラムにも書いたのですが、共産党系の団体は成人式、桜の花見など祭事の最中にデモ活動を行うことが多いと感じます。もちろん多くの人が集まるため注目を集めやすいという理由もあるでしょうが、僕は彼らの思想が関係していると思います。
もともと七夕は中国起源ですが、短冊に願い事を描く、飾りものを街中につるすといった風習は日本独自のものです。日本の知人によると七夕の時期は日本各地で祭りが開催され、彼が住む関東の都市には何十万人もの来客者が訪れるそうです。
一方中国にも、かつては七夕の時期に家族で食事をしたり仏に願いをささげるといった風習があったのですが、共産主義下による無神論が蔓延して以降、それらの風習は廃れてしまいました。また15年末には中国のメディア全般を管轄する機関「広電総局」が、各テレビ局に「人間と神、妖怪が恋愛することをテーマにした作品」を通達したため、現在の中国では織姫と牽牛(『彦星』の中国名)の物語を作成することが禁止されています。
七夕に限らず、日本の祭りは神事と密接に結びついている場合が大半です。中共政府と同じ思想を持つ日本共産党の一派は、「神」や「宗教」を否定するために祭りの最中でデモ活動を引き起こしているのではないでしょうか。彼らが無神論者であることは、日本の文化・宗教的統治者である天皇を否定していることからも明らかでしょう。
僕は中国在住時、独裁的な体制をとる中国共産党に比べ「弱者救済」、「戦争反対」、「経済格差の減少」など聞こえの良いスローガンを掲げる日本共産党に対しさほど悪い印象をもっていませんでした。同じような意見を持つ中国国民も多く、「日本共産党こそ真実の共産主義政党だ」と賞賛する声もあります。
日本の左派・リベラル層の一部もそのような思想を抱いているようですが、僕が訪日し日本の左派層の歴史を学ぶにつれ、無神論、テロ活動、内ゲバによる内乱、また日本共産党が過去に引き起こした数々の反日行為を知った結果、日本の共産主義者も中共政府と同様の思想を持っていることを確信したのです。
16年7月現在、日本共産党は大規模暴力活動を行う可能性がある集団に適用される「破壊活動防止法」の調査対象に指定されています。つまり日本共産党の危険性は国家から公認されたものです。同党の存在は決して日本に利益をもたらさないと僕は思います。
著者プロフィール

漫画家
孫向文
中華人民共和国浙江省杭州出身、漢族の33歳。20代半ばで中国の漫画賞を受賞し、プロ漫画家に。その傍ら、独学で日本語を学び、日本の某漫画誌の新人賞も受賞する。近著に『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)など。
(構成/亀谷哲弘)