失敗しない就活のカバン選び 重視すべきポイントは?

就活スタイル

就活を始めるにあたって、まずは就活グッズを集めることから始めるという方も多いのではないでしょうか。スーツやシャツ、靴はもちろんですが、意外に重要なのが就活で使うカバン選びです。しっかりとしたカバンでないと、面接官に好印象を与えられないだけではなく、就活辞退にも悪影響が出てしまう場合も。

そこで今回は、どんなカバンがいいのか、いくつかのポイントを押さえてご紹介します。

■A4サイズで自立できること

就活では、説明会や面接はもちろん、卒業生や先輩、先生方の話を聞く機会も多くあります。

話を聞く際、多くの場合はいすの横にカバンを置くことになると思いますが、うまく自立しないカバンもなかにはあります。話の途中でカバンが倒れてしまい、何度も置きなおす……なんてことがないように、筆記用具やメモ帳など、少ししか物が入っていない時でもきちんと自立するカバンを選ぶようにしましょう。

また、用意されている資料のほとんどがA4サイズです。渡した書類がぐしゃぐしゃにされてしまったら、誰しもいい気持ちはしませんよね。社会人になると、いただいた書類をきれいな状態で持ち帰ることは最低限のマナーとなります。企業説明でもらった書類をきれいな状態で持ち帰るために、きちんとA4サイズ、もしくはそれより少し大きいファイルが入るカバンを選ぶといいでしょう。

以上のように、入っている荷物が少なくてもきちんと自立する、A4サイズの書類やファイルをきれいに入れられるというのは就活で利用するカバンを選ぶ際の基本的なポイントとして覚えておきましょう。

■傷や汚れがつきにくい

就活の場面では、カバンはどちらかというと地面に直接置くことが多くなります。つまり、説明会や面接等に行く回数が増えれば増えるほど、気が付くと底が汚れていたり、傷が付いていたりすることもありえるのです。こまめに手入れをしていれば汚れはそんなに目立たないかもしれませんが、傷となるとまた別です。

大勢の人がいる企業説明会ではあまり目立たなくても、面接の際はスーツやYシャツは勿論、カバンも見られています。傷や汚れはできるだけないほうがいいでしょう。

カバンの底にでっぱりがついていれば、よほど底の素材が柔らかくない限り、しっかりと支えてくれますから、底の部分に傷や汚れはつきにくくなります。

また、沢山の資料をもらった場合の底擦れによる摩耗を防止したり、置いた場所が少々不安定で倒れてきてしまうということも防いでくれます。


■文房具や印鑑の管理に便利な小物入れ

就活の際、カバンに入れることが多くなる文房具や印鑑、中には名刺入れやスマートフォンの充電器などを入れているという人もいるかもしれません。たしかにあると便利ですが、適当に物を入れてしまうと、カバンの中がぐちゃぐちゃになってしまっていたり、資料に思わぬ汚れがついてしまったりする可能性があります。

ペンや印鑑をそのまま入れるということはせず、ペンケースや専用のケースにしまい持ち運んでいるかもしれませんが、ただ入れているだけでは、どこになにがあるのか見つけにくくなってしまうこともあります。

しかし、小物入れがあれば、カバンに入れておきたいものの大体の場所を把握することが出来ますし、自分の使いやすいように整理することも出来ます。

ビジネスバッグの多くには初めからついていますが、中には大きな仕切りがあるだけ、というものもあります。また、内側ではなく、外側にポケットとしていくつか小物入れがついている物もあります。

もらった資料を入れることだけがカバンの役割ではありませんから、可能ならば購入前に小物入れがあるかどうか、就活するにあたって自分がどんな物を持ち歩くのかを確認し、それに適した物を購入する方がいいでしょう。

■落ち着いた色とシンプルなデザインが吉

就活の際、企業説明会などに参加する方の中には、さまざまなカバンを利用している人を見かけるかもしれません。

しかし、面接や社会人となれば、リックサックなどのカバンはマナー違反です。スーツを着ているのならば、カバンはシンプルなデザインで、落ち着いた色味の物を持ち歩くのが原則です。説明会であれば特に注意を受けるようなことはありませんが、面接やOB訪問など目上の方に会う場合は失礼に当たるため、注意が必要です。

少し柄の入った物や色味の明るい物を持ちたいと思われる方もいるかもしれません。しかし、スーツや靴が黒の場合、それ以外の色だとバランスが取れなかったり、華美に見えてしまうことがありますから、男性と同じくシンプルなデザインで、色味も黒のような落ち着いた色味の物を選ぶといいでしょう。

黒のビジネスバッグはなかなか普段使いに回せないため、購入を悩む方もいるかもしれませんが、しっかりとした造りの物ならば、就活が終わった後もビジネスバッグとして利用できます。これから就活カバンを選ぶ方は、きちんとスーツに合った、マナーを守ったカバンを選びましょう。

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