手足口病で保育園に行けない!3日以上療養が必要な病気のとき「休めないワーママ」はどうする?
小さな子どもを育てながら働くワーママにとって、厳しい夏がやってきました。ズバリ、感染症が流行る季節だからです!
今年も“手足口病”や“ヘルパンギーナ”、“プール熱”など、病気の名前を耳にするようになってきましたね。那覇市など、地域によっては警報も出ているようです。
今回は、「手足口病になったらどのくらい保育園をお休みするのか?」と、「もし保育園が閉鎖になったときのお役立ち情報」をお伝えします。
■手足口病が回復する目安は?
保育園では厚生労働省の「保育所における感染症対策ガイドライン」に従い、手足口病は医師の診断を受け“登園許可”が必要な病気と定めているところが多いようです。
手足口病の潜伏期間は3~6日とされており、主な感染経路は経口感染や飛沫感染です。咳や鼻水から1~2週間、便からは数週間~数ヵ月もウイルスが排出され続けます。
手足口病の原因となるウイルスは感染力も強く、症状が出る前から感染します。
気になる登園のめやすは、元気で保育園での生活に支障なく、いつもの給食が食べられれば登園できるでしょう。口の中にたくさん口内炎があると痛くて食事がとれません。
保育園でみんなが給食を食べているときに、痛くて食べられないと子どもも辛いですよね。そんなときは、おうちでゆっくり食べやすいものを食べた方が、体力も早く回復します。
手足口病にかかったら、「いつもと同じ食欲があるか?」「食べるのに痛がったり、時間がかかっていないか?」と食事の様子をチェックするのが大切です。
ウンチをしたら手洗いをしっかりと行いましょう。ママやパパも、赤ちゃんや子どものオムツ替えのあとは、念入りに手洗いをしましょう。
■保育園が閉鎖?! そんなときどうする?
働くママにとって保育園が閉鎖になってしまうことは“死活問題”です。そのため、よほどのことがないかぎり、学級閉鎖のような対応は保育園では行われないようです。
もしも、保育園で学級閉鎖があった場合、どんなサポートがあるか、いくつかご紹介します。
(1)祖父母にお願いする
同居や近くに住んでいる場合は真っ先に思い浮かぶのが、祖父母のサポートです。
しかしながら、祖父母の体調や仕事などで、頼りづらい場合があったり、遠方だと頼れない場合が多いと思います。
(2)他の保育園の一時保育を利用する
一時保育を行なっている保育園や託児所もあります。通っている保育園以外の施設も、普段から把握しておくといざという時に便利です。
(3)ファミリーサポートセンター、シルバー人材センター
お住まいの自治体の子育てファミリーをサポートする制度も知っておくと安心です。
女性労働協会のホームページでは、お近くのファミリーサポートセンターを検索することができます。
(4)ベビーシッター
保育園の送迎や病気のときに頼れるのがベビーシッターです。信頼できるベビーシッターさんとめぐり逢えたら、とても心強い存在だと思います。
信頼できる事業者やベビーシッターを選ぶためにも、事前に必ずベビーシッターと面会し、自宅以外の場合は保育の場所も確認しましょう。
■保育園を何日も通えない病気って何があるの?
厚生労働省の「保育所における感染症対策ガイドライン」によれば、保育園で感染が拡大しないように予防すべき病気を定めています。これを踏まえて、自治体や保育園によって登園許可の必要な病気を決めているようです。
(1)医師が記入した意見書が望ましい感染症
麻しん(はしか)、インフルエンザ、風しん、水ぼうそう、おたふくかぜ、結核、プール熱、急性出血性結膜炎など
(2)医師の診断を受け、保護者が記入する登園届が望ましい感染症
溶連菌感染症、マイコプラズマ肺炎、“手足口病”、リンゴ病、ウイルス性胃腸炎(ノロ、ロタ、アデノウイルス等)、ヘルパンギーナなど
ただし、(2)の感染症であっても、保護者が記入するのではなく、医師の登園許可証が必要な場合が多いようですので、注意しましょう。
学校とは異なり、各保育園によって対応が異なります。病気になってから慌てないよう、あらかじめ子どもの通う保育園で登園許可の必要な感染症を、ママが把握しておきましょう。
いかがでしたか。
感染症はどうしても集団生活を送っているとかかりやすい病気です。だからこそ、働くママにとってヒヤヒヤする病気でもあります。
たとえ手足口病になったとしても、回復が早くなるように、日頃から手洗いを念入りに行い、早寝早寝、ご飯をしっかり食べて、免疫力が落ちないように過ごしましょうね。
【参考・画像】
※ Valua Vitaly、antoniodiaz / Shutterstock
※ 学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説―日本小児科学会
※ 保育所における感染症対策ガイドライン―厚生労働省
※ ベビーシッターなどを利用するときの留意点―厚生労働省
※ ファミリーサポートセンター―女性労働協会
【筆者略歴】
※ 進藤ゆきこ・・・専門家ライター。自身も子育て真っ最中の歯科医師、歯学博士。「毎日のオーラルケアをママとベビーのハッピータイムに」をモットーに、親子でお口の健康をもっと身近に感じてもらえるよう取り組んでいる。