琉球のユタが解く、沖縄の勇気の源「ナンクル精神」 (2/3ページ)

オモタノ

そんな時使うのが、「ナンクルナイサ」

沖縄は、沢山不幸の経験をしてきました。

ヤマト(日本)の世、戦争に負けてアメリカの世、そして再び返還され、ヤマトの世。しかも、太平洋戦争では日本で唯一、地上戦を経験し、実に県民の四人に一人が亡くなりました。こんな悲惨な目にあっても明るく逞しく生きてこれたのは、このナンクル精神のお陰だと思っています。

敗戦になって間もない頃、焼け野原のテントや仮設住宅にやっと明りが灯り始めた頃、「ヌチヌグスージサビラ」を唱え、貧しい住まいを訪ねて歩く人がいました。

「ヌチヌグスージサビラ」とは、沖縄の言葉で「命のお祝いをしましょう」という意味です。

命のお祝いこそ、ナンクル精神

家族や知人の多くを失ったばかりの沖縄。日々食べるものにも事欠く生活を送る沖縄の人たちにとって、何がお祝いなものか!そう思ったことでしょう。

ところが皆の怒りをよそに、その人は三線片手に歌って踊りながら、こう言うのです。

命の助かった者たちがお祝いをして元気を出さないと、死んだ人も浮かばれない。

確かに四人に一人の人が亡くなりましたが、三人も生き残る事が出来たんですよ、

喜ぶべきではないですか。さあ華やかに命のお祝いをしよう。

そういうと弟子たちを交え、歌や踊りやお笑い芸を披露したのです。この「命のお祝い」こそ、ナンクル精神の最たるもの。

やがて「命のお祝い」は沖縄本島中に広まりました。ちなみにこの「命のお祝い」を始めた人こそ、戦後沖縄でその人ありといわれた歯科医師であり漫談家でもあった小那覇舞天(おなはぶーてん)さん、その人です。

眠る前についついネガティブな事を考えてしまうあなた。ナンクルナイサと唱えてみてはいかがですか?

少々の悩みなど、吹っ飛んでしまいますよ。

「琉球のユタが解く、沖縄の勇気の源「ナンクル精神」」のページです。デイリーニュースオンラインは、ユタはる人生ライフスタイル女子などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る