「幸せな人生が待っているよ…!」そう伝えられるしつけを今していますか?
わが子が生まれると親は誰しも「幸せな人生を送ってほしい」と願います。でも、それ以降の育て方によっては“幸薄い人生”を歩み始めることになるかもしれません。
今日は、『1人でできる子になる テキトー母さん流 子育てのコツ』の著者の立石美津子が“子どもにとっての幸せとは何か?”についてお話します。
■脳がそれをどうとらえるか幸せであるかどうかはその事実ではなく“脳がそれをどうとらえるか”にかかっています。
例えば、40歳の誕生日を迎えたとき「ああ、もうこんなに歳をとってしまった」と嘆く人、「まだ人生の折り返し地点に来ただけ、さて、これから何をしようか」と喜ぶ人。このように捉え方は大きく異なり、人により誕生日の気分も大分、違ってきます。
コップに水が半分入っている。これを見て「もう半分しかない」と思う人「まだ半分もある」と思う人では感じ方は大きく違ってきます。
幸せ感を感じやすい人は事実をプラスに捉えることができる人です。
更に幸せを感じる感度が高い人は、たとえコップに水が四分の一しか入っていなくても「まだこれだけある!」と思ったりします。ないものを嘆くよりも、持っている部分に意識を向けることができるのです。
このように事実の受け止め方の癖により、感情や気分は大きく変わります。
■どう育てれば「プラス思考の“幸せな人”」になるか?
クラスの平均点が70点のテストで、子どもが60点取ってきたときの親の反応は様々です。
●マイナスな考え方
「どうして平均点までいかなかったの!勉強をサボっていたからでしょ、次回はもっと頑張りなさい!」
こう言われて育つと、物事をマイナスに捉える癖がつきます。
●プラスな考え方
「頑張って60点取れたのね。50点以上取れて良かったね」
このように、認めてやる親元で育った子は物事をプラスに捉える人になります。
子どもを認めてやらず常に平均点を意識したり他の子どもとの比較をされて育つと“自己肯定感”が育つことはありません。
子育てでも同じです。
周りのお友達はオムツが取れているのにうちの子はまだ。みんな二語文まで喋るのにうちの子はまだ単語が少しなど、ママが眉間に皺を寄せて他の子と比べながら“ないものねだり”の子育てをしていると、幼いながら「僕はダメな人間、価値のない人間」と次第に思うようになってしまいますよ。
■能力別クラス編成ってアリ?
今は小学校でも個々の能力に合わせたきめの細かい指導をするために少人数制の能力別クラス編成を取り入れているところも多くあります。
親は上のクラスや、レベルが高い学校にわが子が入学できると嬉しいです。しかし、優秀な生徒の中で最下位にいる子どもは毎日、どんな気持ちで学校生活を送るでしょう?
全体から見れば決して劣っている訳ではないのに、周りの生徒の出来が良すぎるために成功体験を味わえない環境で「あなたはダメだ。ダメだ」と言われ続けて学習することになり劣等感を感じてしまいます。これではなかなか意欲は生まれません。
そんな子どもは親が望む上のクラスにいるよりも、中のクラスのトップにいた方が力を発揮したりすることもあります。
いかがでしたか。
幸せであるかどうかは事実ではなく、それをどう捉えるかです。幼い頃からの親の対応や環境で大きく考え方の癖は変わっていくものです。
子どもが幸せな人生を歩むためにどうしたら良いのか参考にしてくださいね。
【参考・画像】
※ Yuganov Konstantin、Zurijeta / Shutterstock
※ 『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』
※ 『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』