事が終わったオスは爆死? 生物のすごい「交尾」 (2/2ページ)

新刊JP

このような光景が、何匹ものオスたちによって繰り返されるのです。

■腹上死し、メスに食べられるオス

沖縄など日本の南西諸島に生息するナガマルコガネグモのオスは、体長がわずか5ミリほどで、2センチ以上もあるメスに比べておよそ5分の1のサイズしかありません。
オスは頭部から生える左右2本の触肢を持ち、この触肢に精子が詰まっています。つまりクモのペニスは頭から生えているということになります。一方でクモのメスの生殖孔は腹部にあります。オスはこの腹部に触肢を挿入し、触肢を空気でいっぱいに膨らませて破裂させ、空気圧とともに射精します。
2本の触肢で射精を終えると、オスはそのままメスの腹部で死んでしまいます。メスはそのオスの死体を何事もなかったかのように食べます。
新しいメスとの出会いが極端に少ない生き物は、このようにオスがメスに生涯を捧げるタイプの交尾が行われるのだといいます。

上記で紹介した、生物の過激な交尾は、「性的対立」によって起こる「悲劇」といえます。

自ら進んで自分の体を相手に食べさせるクモや、交尾のたびに寿命を短くしてしまう体質の虫に比べたら、人間に生まれてよかった……と思えますね。(新刊JP編集部)

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