【プロ野球】MLB最年長&最強愛されキャラ!バートロ・コローン投手とは? (2/2ページ)
■MLBコミッショナーもご執心
さらにはMLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏もコローン教徒のようだ。2015年、ナ・リーグのDH制導入の是非について問われた際にこう語っている。
「DH制にするということは、バートロ・コローンが打席で見せてくれるエンターテイメントを奪うということだ」
■復活と思いきや、盛大にずっこけた2012年
そんなコローンだが、大きなスランプもあった。最多勝を獲得した2005年の翌年からケガなどが重なり、2011年までの6年間、2ケタ勝利から遠ざかったのだ。
だが、2012年のコローンは一味違った。アスレチックスで開幕ローテーションに入り、東京ドームで開催されたマリナーズとの開幕シリーズでも2戦目の勝利投手に。捕手の送球ように小さなテークバックからストレートやツーシームを四隅に投げ込む本来の投球を取り戻したどころか、4月には38球連続ボール球なしというカルト的投球を披露。1988年にMLBが記録し始めてからの最高記録だった。
素晴らしいコントロールに加え、横に大きく曲がるスライダーなどの変化球も冴え渡り、久々の10勝に到達。ニックネームである“ビッグ・セクシー”に相応しい投球を見せ、39歳の復活劇を誰もが喜んでいた。
しかし、8月22日、ドーピングがバレた。普段はドーピング問題に対して批判に終始するファンもこのときばかりはずっこけた。
コローンは早々に過ちを認めて謝罪。これでキャリアの終わりかと囁かれたが、なんと翌2013年、今度は薬抜きで18勝6敗、防御率2.65の好成績。40歳&出場停止明けで目を見張る成績を残したのだった……!
今もコローンは老獪な投球を続けている。彼の投球や打席を見れば、野球の持つ最大限のエンターテイメント性が脳内に溶け込み、たちまちコローン教徒になってしまう。なんとも不思議な選手である。
文=落合初春(おちあい・もとはる)