都知事選に影響を及ぼしている"参院選2016"を総括してみた (2/2ページ)
しかも完敗したわけではない。まずは1人区で11議席もとっちゃった。わたしが事前に予想したところでは、民進党に甘く評価して10議席獲得だったので、これは躍進といっていいと思います。そして北海道選挙区と愛知選挙区で、民進党の候補がそれぞれ2人当選したことです。どちらの選挙区も「民主党王国」と呼ばれていたところですが、その再興が予見されました。
それでもなんとなくすっきりしないのは、「3分の2を阻止する」という当初の目的が低すぎたからでしょうね。だって阻止するのが民進党に限りませんから。全野党で阻止するわけですから。なんか、幹部の責任逃れそのものっていうイメージです。
そして自民党。なんとか単独過半数を維持していますけど、すっきりしません。「改憲勢力が3分の2を超えた」などと報道されましたけど、本当に安倍晋三首相がやりたい憲法改正に賛成するのは、この中でどのくらいいるのでしょうか。
ちゅうことで、再度総括すると、「やっぱりウハウハの公明党とこの上ないガックシの共産党。そして低い目標設定がうまくいったと自己満足している民進党と、『やー、もう何これ?ホンマにうちら勝ったん?投開票の時はうれしかったけど、あとでなんとなくむなしいわー』という感じの自民党」ということでしょうか。
その「むなしさ」は、自民党分裂となった東京都知事選で解消してください!失恋の解消には別の恋人を見つけること!そして選挙のむなしさを消すには、別の選挙でむなしさを感じるのが一番効果的なんですから!
Written by 安積明子
Photo by がん患者/鳥越俊太郎