【テキトー母さん流☆子育てのツボ!】#011 つい、兄弟やママ友の子どもと比べてしまうのですが?
「1人でできる子になる『テキトー母さん流』子育てのコツ」の著者の立石美津子が、ママ達の育児の素朴な疑問に応えるQ&A連載、【テキトー母さん流☆子育てのツボ!】をお伝えします。
第10回の前回は『夫や姑と自分のしつけの基準の違いに悩んでいます』の疑問にお応えしましたが、第11回のテーマはこちら。
■みんな「比べる病」に犯されている“比べる病”はそう簡単には治りません。
どうして他の子や兄弟姉妹と比べてしまうんでしょう?
生まれてから数ヶ月もたたないうちから「あの子は首が座っているのにうちの子はまだ」、「寝返りするのが遅い」と心配し、1歳近くなったら「あの子はスタスタ歩いているのに、うちの子はつかまり立ち」、2歳になったら「上の子はこの頃には二語文を話していたのに、下の子はワンワン、ニャンニャンだけ」と焦り、悩みがつきません。
小学校に入学しても勉強ができる、できないでわが子を評価したります。
こんな風に人と比べられる環境で育った子が将来、親になれば、やはり、わが子に対して“比べる”という行為を繰り返してしまいます。あなたもあなたの親から他の子と比べられて育てられたのかもしれませんね。
“他者と比べることによって、自分の幸せを確認する”それが人間の逃れられない性かもしれません。
■比べることは百害あって一利なし
でも、人と比べられて評価されることは有害です。他の子と比較されることによって「どうせ自分はダメな人間なんだ……」と自信のない子に育つからです。
そして、これは子ども時代だけに留まらず、大人になっても今ある自分の宝物や幸せに目を向けることができず、「私は○○さんに比べてあれが足りない、これも出来てない」と自分にダメ出しをし、決して満たされない人生を歩むことになります。
他人と比べて自分を貶めたり、妬んだりして“自分のことがあまり好きではない”、“自分自身の人生を楽しんで生きることができない”こんな風になってしまったら不幸ですよね。
■他の子と比べて「褒める」のもダメです!他の子と比較して子どもにダメ出しをするのは良くないことですが、他の子と比べて褒めるのも止めましょう。
例えば「○○ちゃんを見てごらん、ちゃんとお勉強していないから不合格になったのよ。あなたは一生懸命努力したから合格できたでしょ」など。
こんな風に他の子を引き合いに出して褒めることを続けていたら、もし自分がトップになれなかったとき「僕はダメ人間だ」となってしまいます。
自信や自己肯定感を付けるために褒めて育ててきたつもりが、“もろくも崩れ去るまがい物の自己肯定感“を付けただけになるからです。更に自分より出来ない人を馬鹿にする鼻持ちならない大人になってしまうケースもあります。
■「他のママと自分」も比べてない?これはママ自身に対してもそうなんですよ。
今はFacebookなどのSNSで“自分大好き風のママ”が「お出かけナウ!」「こんな可愛いキャラ弁作りました!」と幸せ満載な写真をアップしていますが、それに惑わされないでくださいね。
これらは一種の“幸せ自慢”の場です。だから、「実際はそうではないかもしれない」と割り切って見ることです。
毎日、ご飯を食べさせてお風呂に入れて寝かしつけているだけで立派なんですから、自分をもっと大事にして褒めてあげましょう。
考えたくないことですが、万が一子どもが誘拐されたら「元気で生きて帰ってきてさえくれれば他に何も望まない」と思うもの。
他の子と比べることはもう止めて「元気で毎日生きているだけで十分」と思ってみませんか。
わが子が誕生した日に「生まれてきれくれてありがとう」と感じたように、その存在だけに感謝したあの日の感動を思い出してくださいね。
【参考】
※ 『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』
※ 『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・20年間学習塾を経営、現在は著者・講演家として活動。自閉症児の母。著書は『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』ほか多数。
オフィシャルサイト http://www.tateishi-mitsuko.com/blog/