夏競馬で覚えておきたい「珍“迷”馬」爆笑実況「モチが粘っている。モチ、粘る粘る!」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

 レース中にどこからか電話がかかってきたのかと思ったのは、6月25日の東京7R。モシモシと言われるとつい、「はい、もしもし」と口から出そうになる。4月30日の新潟8Rでは、こんな実況が展開された。

「いちばん外からは9番のモシモシ、突っ込んできた。外からモシモシ!」

 外出先から会社に電話があったのか、とツッコミを入れた人がいたとかいなかったとか‥‥。

 先のイイコトバカリ、そしてこのモシモシの馬主である実業家・小田切有一氏は、珍馬名オーナーとして、競馬界では有名人。現在の所有馬を見ても、ショウジキモノ、ネガエバカナイソウ、ワラッチャオ、コリャコリャ、ニャントカナル、メダカハドコヘ、ゴマスリオトコ、オイカケマショウ、ピンポン‥‥。7月10日の函館10Rに出走したジンセイハオマツリは7着。前走、前々走も8着、7着と低迷しており、馬名とは逆の気分だろう。ちなみにこの馬の父はオレハマッテルゼ、母はキマグレである。

 前出・競馬ライターが、“珍・迷・馬名”に秘められた内情を明かす。

「原則的に、反社会的なもの、実在した名馬と同じもの、企業などの宣伝はダメ、といった決まりはありますが、特定の冠名がない馬主は、馬名をつけるのが特に大変だといいます。現在、JRAに登録されているのは約7800頭。珍名はおもしろいアイデアである一方、逆に普通の名前がつけづらいほど、もうさまざまなパターンが出尽くしているということもある。馬主が最も苦労するのが馬名をつけることであり、同時に最も楽しみなことでもあるわけです」

 生みの苦しみゆえに、珍・迷・実況もまた楽し──。ここはひとつ、素直にワラッチャオ‥‥。

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