歌もストーリーもすばらしい! おすすめミュージカル映画10選

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歌と踊りが盛りだくさんで、ストーリーも楽しめる、それがミュージカル映画ですよね。重厚なストーリーと共に、魂を揺さぶられるようなそんなすばらしい歌がたくさん登場して、目も耳も魅了されるそんなすてきな作品がたくさんあります。ここでは、そんなぜひ見てほしいおすすめのミュージカル映画を10選紹介します。

■「レント」

1989年12月24日のニューヨーク、イーストヴィレッジでは、元ロックミュージシャンのロジャー(アダム・パスカル)とそのルームメイトのマーク(アンソニー・ラップ)たちは廃墟ビルを占拠して勝手に暮らしていました。あるとき、そのビルのオーナーから、滞納している家賃(レント)を支払うように求められますが、不法占拠している2人には家賃を支払うお金などありません。するとオーナーはビルからの退去を求められてしまいます。彼ら以外にも、ゴーゴーダンサーのミミ(ロザリオ・ドーソン)、大学講師をしながら実はハッカーのコリンズ、エリート弁護士やストリートドラマーなどが貧困や病気に負けずに毎日を必死に暮らしていました。

タイトルの「レント(RENT)」とは、毎月の家賃のことです。貧しい毎日を送っていると、心も疲弊してしまって、何にも喜びや楽しさを見出すことができないかもしれません。ですがこの映画は、どんな辛い状況に陥ろうとも、貧しくとも、生きることを諦めなければそこには輝かしい日々がくるのだ、ということを私たちに教えてくれます。彼らが歌うナンバーは、彼らの思いそのもの。魂の叫びのこもった歌は、私たちの心を揺さぶります。

公開:アメリカ:2005年11月23日 / 日本 2006年4月29日
監督:クリス・コロンバス
主演:ロザリオ・ドーソン/アダム・パスカル/アンソニー・ラップ

■「オペラ座の怪人」

19世紀末、パリのオペラ座でスターを夢見る若手女優クリスティーヌ(エミー・ロッサム)は、自身の額やの裏から聞こえてくる声、彼女が「天使の声」と名付けた声の持ち主のアドバイスを受けて歌唱力を伸ばして成長していきます。クリスティーヌの恋人であるラウル子爵は、それがおもしろくなく、嫉妬心もあって、「天使の声」の正体を暴こうと奮闘します。実はオペラ座には謎の怪人が住んでおり、5番ボックス席を常に自分のために確保しておくこと、そして月給として2万フランを支配人に要求しているのでした。その怪人こそが「天使の声」その人であり、彼はオペラ座の地下水路に住む醜い男エリック(ジェラルド・バトラー)です。彼は自分の容姿がおぞましいものであることを理解しつつも、恋しいクリスティーヌへの思いに苦悩するのです。

オペラ座の怪人といえば日本でもミュージカル化されているので、知っている方も多いお話だと思います。ファントムと呼ばれる怪人が、自分の姿を決して見られないようにして愛しいクリスティーヌのためにとある意味身勝手な行動を続けます。あまりにも重いが強すぎるため、少しストーカー的な狂気を感じるのですが、彼のクリスティーヌに向ける愛はとても深いものであり、胸を打ちます。有名なシャンデリアが落下するシーンも見どころですよ。

公開:アメリカ:2004年12月22日 / 日本:2005年1月29日
監督:ジョエル・シュマッカー
主演:ジェラルド・バトラー/エミー・ロッサム

■「天使にラブソングを」

アメリカのネバダ州リノにある「ムーンライトラウンジ」というクラブで働くデロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)は、ネバダ州を縄張りにしているギャングの愛人としてクラブ歌手として生活していました。ある日、その愛人ギャングが、裏切り者を殺害させる現場を目撃してしまい、デロリスは命を狙われることになってしまいます。殺害現場を目撃したデロリスは重要参考人として警察に保護されるのですが、警察では守りきれないと修道院にかくまわれることになります。厳格な修道院での生活はデロリスにはとても窮屈で退屈するのですが、ある日、修道院の聖歌隊があまりにも下手だったため、指揮者を任されたデロリスは聖歌隊を鍛え始めます。デロリスに鍛えられた聖歌隊の歌声は町の人気者になるのですが、そのせいでギャングに見つかってしまいます。

この作品は純然としたミュージカル映画とは言えないかもしれませんが、デロリスによってどんどん鍛えあげられ、退屈な聖歌をモータウンの楽曲にアレンジすることで親しみやすくしていくところは圧巻の一言です。これまで聖歌に親しみを持っていなくてもこの映画を観れば、自然と歌い出したくなるくらいの見事さです。

公開:アメリカ:1992年5月29日 / 日本:1993年4月17日
監督:エミール・アルドリーノ
主演:ウーピー・ゴールドバーグ/マギースミス/ハーヴェイ・カイテル

■「ANNIE/アニー」

舞台はニューヨークのマンハッタン。1歳になる前に両親が姿を消したアニー(クヮヴェンジャネ・ウォレス)は、施設に引き取られて暮らしていました。しかしその施設は横暴な施設長のハニガンが営んでいたため、アニーは辛い日々を送ることになります。10歳になったアニーは、両親はいつか自分を迎えに来てくれると信じて、赤ん坊の自分が置き去りにされたというレストランに通い続けて両親が来るのを待っていました。そんな時、アニーは事故にあいかけ、ニューヨーク市長候補の男スタックス(ジェイミー・フォックス)に助けられます。アニーの境遇を知ったスタックスは自分が選挙を勝ち抜くためにアニーの存在を利用しようと考え、彼女を引き取って一緒に暮らすようになります。アニーもまた、目の前のチャンスを掴み取るためにスタックスとの生活を了承するのでした。

この映画は新聞連載漫画「小さな孤児アニー」をブロードウェイ・ミュージカル化した作品を映画化したものです。そのうちの3回目の映画化の作品で、それまでは1933年頃の世界大恐慌下のニューヨークが舞台でしたが、2014年版のこの映画では現代のニューヨークに設定を置き換えて映画化されています。そのため、観ている側も物語の世界に入り込みやすく、感情移入しやすくなっています。アニーが自分の置かれた境遇にもめげずに、諦めずに生き抜いていこうとする姿と、友情にも近いものを感じるようになるスタックスとの関係は必見です。

公開:アメリカ:2014年12月9日 / 日本:2015年1月24日
監督:ウィル・グラック
主演:ジェイミー・フォックス/クヮヴェンジャネ・ウォレス

■「レ・ミゼラブル」

1815年、フランス南部のディーニュのミリエル司教の元に1人の男が訪れます。彼はジャン・バルジャンという男でした。行く先々で冷たくあしらわれて来たジャン・ヴァルジャンを司教は優しく温かく迎え入れました。しかし、その司教の心を裏切るようにジャン・ヴァルジャンは司教が大切にしていた銀の食器を盗んでしまいます。捕えられたジャン・ヴァルジャンを前に司教は食器は自分が与えたものであるといいその罪を許します。司教のおかげで人としての心を取り戻したジャン・ヴァルジャンはまっとうな人物として生きていくことを誓い実行します。そのおかげでいつしかモントルイユの市長として働く彼はファンティーヌという女性と出会い、彼女の娘コゼットとの運命に巻き込まれていくのでした。

ヴィクトル・ユーゴーの同名小説を原作として1980年代にロンドンをはじめとして、ブロードウェイでもロングランされているミュージカル作品を完全映画化したのがこの映画です。ミュージカルを映画化しているため、原作である小説とは異なる部分が多くあります。人を信じることができなくなっていたジャン・ヴァルジャンが、司教と出会うことで人としての優しさや強さを取り戻していく様は本当に感動的です。また、ファンティーヌを幸せに出来なかったぶんを、その娘コゼットに注ぐ真摯な愛も、ミュージカルナンバーと相まって感動を生みます。

公開:イギリス:2012年12月7日 / 日本:2013年12月21日 / アメリカ:2013年12月25日
監督:トム・フーパー
主演:ヒュー・ジャックマン/ラッセル・クロウ/アン・ハサウェイ

■「ハイスクール・ミュージカル」

アメリカのイースト高校のバスケット部のトロイ(ザック・エフロン)は、学校中の人気者です。イースト高校のバスケ部はワイルドキャッツとも呼ばれていて、トロイは父に言われるまま、バスケの試合で勝つことしか考えていない高校生でした。そんなトロイが通うイースト高校に、大晦日の夜にたまたまデュエットした少女、ガブリエラ・モンテス(ヴァネッサ・ハジェンズ)が転校してきます。運命の再会をする2人なのですが、数学や化学が得意な天才少女のガブリエラと、バスケ少年のトロイは生きる世界が違います。しかしまったく違う運命を生きてきた2人でしたが、その2人を強く結びつけるのは音楽でした。2人はミュージカルのオーディションに応募することにしますが、ライバルの演劇部部長のシャーペイの妨害を受けてしまいます。

今まで住む世界が違い、別々の人生を歩んできた2人を結びつけるのは「音楽」でした。初々しい2人のデュエットは、青春の輝きを放っています。わかりやすいライバルの登場や、高校の仲間たちとの友情など、青春時代を思い起こさせてくれる物語や、ミュージカルナンバーはとてもさわやかに楽しむことが出来ます。見終わったらきっと笑顔になっている、そんなミュージカル映画です。

監督:ケニー・オルテガ
公開:アメリカ:2006年1月20日 / 日本:2006年8月19日
主演:ザック・エフロン/ヴァネッサ・ハジェンス/アシュレイ・ティスデイル

■「ドリームガールズ」

1960年代のアメリカ。アメリカでも有数の自動車産業で潤う街として知られるデトロイトで、エフィー(ジェニファー・ハドソン)、ローレル(アニカ・ノニ・ローズ)、ディーナ(ビヨンセ・ノウルズ)の3人はスターを夢見て「ドリーメッツ」というグループを結成してオーディションを受け続けます。しかし中々上手くいかず苦労していたところ、中古車販売をしていたカーティス・テイラー・ジュニア(ジェイミー・フォックス)が自分がプロデュースしていた歌手のバックコーラスとして3人を雇います。黒人3人娘の歌は話題を呼び、R&Bランクでもヒットするのですが白人に曲を盗まれてしまうなど苦労は続きます。それでも努力を続け、やがてデトロイドだけではなく、全米でも人気のグループに成長する「ドリームメッツ」ですが、売れることで新たな問題が発生してきて……。

歌手として実力のあるビヨンセが歌手の役で出演するわけですから、その歌唱力はもちろんすばらしいのですが、そのビヨンセが霞むほどのうまさを見せてくれるのが、ジェニファー・ハドソン演じるエフィーです。とにかくパワフルで上手い。見ている人に訴えかけてくるような力強い歌声は見ている人を圧倒します。美しくスター性のあるビヨンセ演じるティーナがグループの中心として活動するので、エフィーはコンプレックスもありその状態に我慢できず、いろいろと問題を起こしてしまいます。美しくも力強い3人の歌声の後ろにある複雑な人間模様も見どころの映画です。

公開:アメリカ:2006年12月16日 / 日本:2007年2月17日
監督:ビル・コンドン
出演:ジェイミー・フォックス/ビヨンセ・ノウルズ/エディーマーフィ/ジェニファー・ハドソン

■「バーレスク」

歌手になりたいという夢を抱いて、郷里のアイオワからロサンゼルスに旅立ったアリ(クリスティーナ・アギレラ)は、ツテもないロサンゼルスの街をまずは仕事探しから始めますが、なかなかうまくいきません。そんな中で、テス(シェール)が経営する「バーレスク・ラウンジ」を偶然訪れます。バーレスクで開催中のショーを見て、その華やかさに感激したアリは、自分も舞台に立ちたい夢を抱きながら、ウェイターに頼み込んでまずはウェイトレスとしてバーレスクで働きだすことになります。ある日、バックダンサーの1人が妊娠してしまい、バックダンサーとして出演することが出来、夢への一歩を踏み出します。さらに、問題児のニッキに代わってソロを踊ることになったのですが、逆恨みしたニッキに舞台の途中で音楽を切られてしまいます。幕が下ろされそうになったその時、アリは自らの声で歌い始めます。

この映画の見どころは、とにかく豪華なセットに華やかな衣装やダンスナンバーなのですが、それよりも何よりもクリスティーナ・アギレラの歌声が凄いとしか言いようがありません。彼女の持つ力強い歌声はバーレスクという映画のイメージそのものです。劇中には恋ももちろん登場します。どんどん有名になっていくアリにはジャックという恋人がいますが、彼には婚約者がいたりと、仕事と恋の間で葛藤しながらも、そのパワフルな歌声で周囲を魅了し続けていきます。テスとの不思議な絆にホロっとさせられたり、迫力あるミュージカルを見たいなら、このバーレスクがおすすめです。

公開:アメリカ:2010年11月24日 / 日本: 2010年12月18日
監督:スティーブ・アンティン
主演:クリスティーナ・アギレラ/シェール

■「シカゴ」

1924年頃のアメリカのシカゴ、世間知らずの人妻ロキシー・ハート(レニー・ゼルウィガー)は、地元で人気のナイトクラブを訪れます。彼女には自分がスターになる夢があり、そのナイトクラブでも人気のヴェルマ・ケリー(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)とその妹の舞台を見に行こうとします。ロキシーは自分の愛人であったフレッドにクラブのマネージャーに会わせる約束はどうなったのかと問い詰めるのですが、フレッドが実は自分をだましていただけと知り、彼を射殺してしまいます。ロキシーの嘘を信じた旦那は強盗殺人の犯人は自分だと自白しますが、元々ロキシーと男が知り合いで愛人関係にあったことを知って激怒。ロキシーはクック刑務所に送られることになります。そこにはあのヴェルマ・ケリーも夫と妹を殺害した罪で収監されていました。

ブロードウェイ・ミュージカルでもロングランを続けているミュージカルナンバーを映画化した作品です。とにかく歌とダンスの迫力に圧倒されます。刑務所内での囚人たちによるダンスも大迫力ですし、舎監のママ・モートンのボリュームある肢体から繰り出される歌声もすごいの一言です。シカゴという欲望と愛憎うずまく街での、女たちの有名になるための戦いは必見です。

公開:アメリカ: 2002年12月27日 / 日本:2003年4月19日
監督:ロブ・マーシャル
主演:レニー・ゼルウィガー/リチャード・ギア/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ

■「サウンド・オブ・ミュージック」

1938年のオーストリアのザルツブルクは、ナチス党政権下のドイツによるオーストリア併合が行われるなど戦時色が次第に強くなっていきます。そんな中、修道女見習いのマリア(ジェリー・アンドリュース)は修道院長より、トラップ大佐(クリストファー・プラマー)の7人の子供の家庭教師になることを勧められます。いきなり7人の子どもの家庭教師、それも中々家庭教師が長続きしないというトラップ家で勤まるのかマリアは不安に思います。トラップ大佐は数年前に妻を亡くした後は、7人の子どもたちを軍人の様に厳しくしつけているのですが、子どもたちへの関心は薄く、そのため彼らは今までの家庭教師たちにいたずらをしかけていたのでした。そのことを知ったマリアは、子どもたちに歌を教えることでトラップ一家を変えていくのでした。

ミュージカル映画といえばこれ! というべき映画がこの「サウンド・オブ・ミュージック」です。明るくのびやかなマリア演じるジェリー・アンドリュースの歌声は、戦時下の世界に小さくそれでも力強い明るい光を灯すかのようです。子どもたちと打ち解けてからは、マリアを慕う子どもたちとの関係は微笑ましく、また父親のトラップ大佐との関係も良好で見ていて幸せな気分になる映画です。

公開:アメリカ:1965年3月2日 / 日本 1965年6月19日
監督:ロバート・ワイズ
主演:ジェリー・アンドリュース/クリストファー・プラマー

いかがでしたでしょうか。絶対に見ておきたいミュージカル映画ベスト10をご紹介しました。このほかにもまだまだ素敵なミュージカル映画はあるのですが、まずはこちらの作品からミュージカル映画の世界に入ってみてはいかがでしょうか。食わず嫌いしている人、ミュージカル映画が好きな人、どんな方にもおすすめできる映画たちです。

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