イギリスの「10代の妊娠率」が20年で半分になった驚きの理由 (2/4ページ)
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ローカル地域においては、それぞれが目標を定めて合意し、もし進展が遅ければ直接担当官から連絡を受け、進展が停滞しないようにしたのです」とも語っています。
そして、質の高い関係と性の教育が導入されたといいます。公共医療サービスの中立的な態度のスタッフが、若者に準備ができるまでセックスを待つことや、効果的な避妊法を教えたのです。
ただし、いまでもイギリスは、西ヨーロッパのなかでは10代の妊娠率が高い国です。地域によっては、減少も30%~70%まで幅があります。いったいなぜなのでしょうか。
セクシャルヘルス慈善団体「ブルック」の指導者リサ・フォンタネルさんは、以下のように語ります。
「私は全国各地で若者の指導をし、受胎率の相違が貧困や不平等と関係ないことを見てきました」
「その最大の理由は、教育の欠如や恥です。若者に性教育や関係教育を行えば、それに夢中になってしまうと思っているのです」と、大人が間違った意識を持っていることを明かしています。
また「地域による妊娠率の差に違いが出る2つの理由は、学校において性と関係教育の教育があるか、そして両親の関与だと思われます。学校の関与は不可欠ですが、学校だけですべて行うことはできません。妊娠率の減少には親の関与が必要なのです」と主張します。
実際にフォンタネルさんがイギリスの南東部にあるケントで若者に調査を実施したところ、若い男女はセックスを断る権利を知らない、コンドームの使用を気まずいと思うと回答したそうです。
■性教育の徹底や避妊法の普及が大きく影響
コーンウォール州議会は、1998年から18歳以下の妊娠率が半減するように支援を続けています。
そのプログラムのなかで、慈善団体「ブルック」が関係教育や性教育を中等学校で行い、必要性に応じたサポートを提案しました。同時に他の団体も、6週間の集中的なプログラムを提供しました。
これらの団体は政府レベルで支援を得ていたため、現状に異議を唱えることや、若者とつながる人向けにトレーニングやプログラムを紹介できたそうです。