バイトの給料日前に、突然の飲み会のお誘い。急なことで戸惑ったことがあるのではないでしょうか？ 金欠だけど無理してでも参加するか、あきらめるか……。気持ちは複雑だと思いますが、みなさんならどうしますか？ 今回は大学生のみなさんに、金欠のときに飲み会に誘われたらどうするかを聞いてみました。

Q.金欠のときに飲み会に誘われたらどうしますか？

断る……262人（65.0%）
お金を借りて参加する……16人（4.0%）
おごってくれる人を探す……32人（7.9%）
生活を切り詰めて参加する……73人（18.1%）
その他……20人（5.0%）

断る人が圧倒的に多いようですね。どのような理由で飲み会の参加、不参加を決めているのでしょうか？ 学生の声を集めてみました。

■潔くあきらめる

・生活が苦しくなるより断るほうがいいから（女性／19歳／大学1年生）
・借りてもいずれ返さないといけず、また次回にすればいいと思うから（男性／23歳／大学4年生）
・お金がピンチでと言って断わる。次は行くから！ などと、決して行きたくないから断わった、と思われないようにする（男性／22歳／大学4年生）

お金を借りたとしても、後から返すことを考えたら、やめておいた方がいいと考えるようです。なかなか自分に厳しいようですね。正直に「お金がピンチ」と言ってしまったほうがラクかもしれません。

■適当な理由をつけて断る

・お酒を飲めないので元が取れないから（女性／23歳／大学4年生）
・金欠は格好が悪いので、先約があるなどと適当な理由をつけて断る（男性／21歳／大学3年生）
・借りてまで行かなくてもまたお金があるときに飲みに行ったらいいと思うし、返せへんくなってどんどん借りてる額が増えていくのも怖いから（女性／18歳／大学1年生）

お金がなくても、飲み会が好きな人は参加したくなるようですが、飲み会が好きではない人たちも少数ながらいます。金欠になれば、ますます行きたくなくなるようです。

■お金を借りて参加する

・飲み会は楽しいので家族からお金を借りた（男性／20歳／大学2年生）
・仲良くしたい人たちだったから（女性／19歳／短大・専門学校生）
・どうしても断れない飲み会なので、無理に参加した（女性／25歳／大学4年生）

お金を借りてでも参加したいという人は、メンバーが好きな人だったりとあきらめきれない理由があるようです。お金は家族や友人から借りることが多い様子。飲み会を楽しんだ後は、早めにお金を返さないといけませんね。

■奢ってくれる人を探す

・スポンサーを探す（女性／26歳／大学院生）
・たまに奢ってくれたら嬉しい（女性／24歳／大学院生）
・正直に話したほうがいいから（男性／19歳／大学2年生）

奢ってくれる人を探すというチャッカリさんも。いつも頼るのはよくありませんが、運よくそういう人が現れたのなら、お言葉に甘えてもいいかもしれません。

■生活を切り詰めて参加する

・どうしても行きたい飲み会なら生活なの質を落としてでも行く（女性／22歳／大学4年生）
・うそをつくのが苦手であまりいい言い訳が思いつかず断り切れずに参加してしまう（男性／24歳／大学4年生）
・そういう場で聞ける話は普段聞けないし、何かのネタや弱みを握るためにできる限り参加する（男性／21歳／大学3年生）

中には断るのが苦手という人もいましたが、ほとんどの人が、多少無理をしてでも飲み会に参加したいという考え。人間関係が気になる人も、なんとかしたいと考えるようでした。

■時と場合による

・行きたい飲み会であれば切り詰めて参加するが、そうでない飲み会であれば参加しない。参加したくもないことにお金を使うのはもったいないから（女性／20歳／大学3年生）
・ケースバイケース。どうしても断れない飲み会か否かで総合的に判断（男性／23歳／大学院生）
・誘われた人による。あまり行きたくない相手だったら断るし、仲良くて行きたい相手だったらお金を借りて行く（女性／21歳／大学3年生）

人間関係とお財布の中身をてんびんにかけながら参加を決めている人も。最終的には、「行く気」になれるかどうかが、一番重要だということを改めて感じました。

仕送り前、バイトの給料日前に、会費が高い飲み会に誘われたら、ずいぶん悩ましい気持ちになると思います。まずは、自分の心の声に耳を傾けてみて。自分が本当に行きたいかどうかが、参加を決めるカギになるでしょう。

文・OFFICE-SANGA　渡邉久美子

マイナビ学生の窓口調べ
調査時期：2016年7月
調査人数：大学生男女403人