皮膚科医が教える! 汗をかきやすい時期に気をつけたい「肌トラブル」と対策法 (3/3ページ)
溶けた金属が原因のときと、汗そのものでかぶれてしまうときの2パタ-ンが考えられます」
■汗による肌トラブルを防ぐ方法吉田先生「すべての症状に言えることですが、まずは保湿をしっかりして、肌を強くしておくことが予防につながっていきます。“セラミド”と呼ばれる成分の入った基礎化粧品を使うなど、日ごろから保湿を心がけましょう。
そして、かいた汗は早めに落とすことも予防になります。もっともいいのはシャワーを浴びることですが、それができない状況ではこまめに汗を拭き取りましょう。ただし、乾いたタオルでは汗をキレイにふき取りきれない場合が多々あります。汗をふくときは、濡れたタオルなどを使用することがオススメです。汗ふきシートは、香料が付いているものもあるので、ニオイ対策にもなりますね。ですが、それにより肌がかぶれてしまう人もいるので、様子を見ながら使うようにしてください。安心なのはやはり水で濡らしたタオルやティッシュペーパーでふくことです。
炎症が起きてかゆみが出てしまった場合でも、かいてしまうと症状が悪化してしまうので、かくことは厳禁です。ステロイドが配合された薬を正しく塗布すれば、かゆみをおさえることができます。ステロイドは副作用が怖いイメージも強い成分ですが、適切に使用すれば大丈夫ですよ。
あせもは、通常数日で治癒します。かゆみも出ないので、できるだけ触れないようにしながら、過度に汗をかかない環境で過ごしましょう。
もちろん上記の症状はすべて、皮膚科で治療ができます。症状がひどい場合や、なかなか治らない場合には皮膚科医に相談してくださいね」
<さいごに>肌を汗から守るには、まずは保湿をして肌のバリア力をアップさせるのが一番。また、汗をかいてしまうのは仕方がないことなので、かいてしまってからの対応が大切です。汗をこまめに拭きとったり、たくさん汗をかいた場合は服を着替えたり。清潔さを保つように心がけて、トラブル知らずのキレイな肌をキープしましょう!
監修:吉田貴子先生 皮膚科・美容皮膚科医。2004年に渋谷スキンクリニックを開業。一般皮膚科と美容皮膚科を開設し、あらゆる肌の悩みに向き合っている。なかでもニキビ治療を得意とする。また、肌トラブルだけでなく、ダイエットやアンチエイジング、発毛治療など、美容にまつわる様々な悩みに対応してくれる。テレビや雑誌などのメディアでも活躍中。
(取材・文:石部千晶/六識)
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