頭蓋骨に透明な窓を作れば、レーザー治療が簡単に受けられる (2/2ページ)
■ 拒否反応も起こりにくい
また別の論文においては、動物実験によって、この素材が拒否反応を起こさなかったことが発表されている。
「YSZは、すでに使われているチタンや熱可塑性ポリマーよりも生物適合性が高いことがわかったのです。これはわれわれの透明なYSZを頭蓋骨インプラントの素材として使うという研究にとって朗報です」と前述のアギラール教授はいう。
研究チームは昨年10月、今後5年以上にわたるプロジェクトのために500万ドルの研究資金を獲得した。研究チームの長期目標は、レーザー治療が有効な脳の病気の患者のケアとして、この技術を標準的な手法にすることだ。

新素材の開発や治療法の進化によって、従来は想像できなかったような病気のケアが可能になってきそうだ。脳に透明な窓を設けるなど、まるでSFの世界のようだが、近い将来に実現してもおかしくない技術になっているようだ。
【参考・画像】
※ University of California,Riverside