八百万の神がポケモンGOを作った?中国人が語る”日本のコンテンツ力” (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■日本の風土が素晴らしいコンテンツを生み出す

 これらの例を見ればわかるように、日本発のコンテンツは国内外に多大な影響を与えています。ポケモンのようにデフォルメされたキャラ、「萌え絵」といったスタイルは日本独特の発想です。とあるネットのサイトには、「ポケモンのキャラは『八百万の神』」という考察が紹介されていましたが、その通り、日本古来の神道から生まれたアミニズム(全てのものに魂が宿るという考え)、諸外国の文化を取り入れて自国の文化にしてしまうという柔軟な体制が、日本の自由な表現力を育んだと思います。このあたりの詳細は16年7月31日に発売した僕の新刊『中国が絶対に日本に勝てない理由』(扶桑社)にも記しましたので、興味を持たれた方は一読お願いします。

 民進党・日本共産党をはじめとする日本の各野党議員、あるいはSEALDsなどの市民団体の集会に参加する人々は、平均所得の低下などを理由として口々に「日本衰退論」を唱えます。彼らは時に外国を引き合いに出して日本を卑下しますが、彼らもポケモンGOの大ヒットやワンダーフェスティバルの盛況を見れば、日本はとてつもない潜在能力を秘めていること、世界が日本のコンテンツを羨望していることが理解できるでしょう。本来「左翼」とは、「自国のために革新的な意見を述べる人」のことですが、僕は日本の「サヨク」たちは「日本を貶めたい人々」という印象があります。

 事故が発生するなど、危険性も取りざたされているポケモンGOですが、「自閉症児が社交的になった」、「小児病棟の子供たちが元気になった」など、海外からは明るい話題も報告されています。2008年に麻生太郎氏(75)が首相に就任した際、「国立メディア芸術総合センター」設立を提唱するなど、日本の漫画やアニメを世界にアピールする政策を行っていました。僕は日本政府が麻生元首相の政策を踏襲し、積極的に海外に配信すれば経済回復の大きなきっかけになると思います。

著者プロフィール

漫画家

孫向文

中華人民共和国浙江省杭州出身、漢族の33歳。20代半ばで中国の漫画賞を受賞し、プロ漫画家に。その傍ら、独学で日本語を学び、日本の某漫画誌の新人賞も受賞する。新刊書籍『中国が絶対に日本に勝てない理由』(扶桑社)が発売中。

(構成/亀谷哲弘)

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