地雷処理ドローン、満を持して発表 10年以内に世界は「安全な土地」となる? (2/2ページ)

FUTURUS

発明者のハッサニ氏は、このドローンが実用化の暁には10年以内に世界中の地雷を除去できると息巻く。もしこの作業を人力でやれば、どんなに早くても1,100年かかってしまうという。

地雷除去マシーンというものが今まで存在しなかった、というわけではない。再び第二次世界大戦を例に取るなら、アメリカ軍の『シャーマン・クラブ』がそれに当たる。これはM4シャーマン戦車に鎖のついた大型ドラムを取り付けた車両で、ドラムを回転させることにより鎖を地面に打ち付け地雷を爆破させようというものだ。イギリス軍のチャーチル戦車を改造して同様の装置を取り付けた『チャーチル・トード』という車両もある。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=wf6CsvAffHo]

だが、地雷で最も苦しんでいるのは軍人ではなく民間人だ。ハッサニ氏によると、地雷による犠牲者の79%がごく普通の市民だという。

戦車という、一般市民には運用できないものに地雷除去装置をつけても大した意味はない。「誰にでも運用できる」という要素が普及の鍵になるのだ。


■ 3Dプリンターで量産へ

MKDのボディーは、3Dプリンターで生産できるように設計されている。つまりハッサニ氏は、「現地量産」を前提にMKDを開発したのだ。

3Dプリンターは、日本でも一時期議論があった。拳銃を生産する者も出現し、その影響で「3Dプリンター規制論」が出てきたことがある。だが、やはりこの機械は人類に大きな利益をもたらすようだ。

我々が生きているうちに、すべての地雷原は「ただの土地」になっているのだろうか。

【参照】

※ Mine Kafon Drone – Kickstarter

【動画】

※ Mine Kafon Drone – YouTube

※ Churchill Toad Mine clearing flail post WW2 – YouTube

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