嵐 二宮くんはひきこもり予備軍!?...「セルフネグレクト」とはどのような症状なの?
7月20日(水)放送の『ホンマでっか!?TV』内にて、「嵐」のメンバー、二宮和也くんが、脳科学者の澤口先生に「セルフネグレクト」かもしれないと宣告されるシーンがありました。
今をときめく国民的アイドルに突如降りかかった「セルフネグレクト」 。どうやらこの症状を調べていくと、現代社会が抱える問題と密接な関係があることがわかりました。
そこで、今回はこの「セルフネグレクト」について、精神科医に解説をしていただきました。
嵐 二宮くんが澤口先生から診断された「セルフネグレクト」とは? 「セルフネグレクト」とは、自己放任とも呼ばれることがあり、成人の方が日常生活を維持するのに最低限必要な行為をする意欲を失ったり、自分への関心を失ってしまう状態をいいます。
独居のお年寄りや、長い間引きこもりの状態の方などが周囲の方と人間関係を築くこともせず、以下のような事態に陥る場合は「セルフネグレクト」と考えられます。
・完全に社会から孤立した状態で食事もまともにしない
・入浴もせずゴミだらけの部屋で暮らしている
・明らかに体調がおかしくても病院に行かない
そして、ついには人知れず亡くなってしまう、「孤独死」の危険性もあるのではないでしょうか。 「セルフネグレクト」を引き起こす要因 セルフネグレクトは以下のような場合に引き起こされる可能性があります。
・認知症やうつ病など脳の疾患
・自身の身体的な病気や家族の看病
・人間関係でのショックや絶望
・事故や災害により大切なものを数多く失い、生きる意欲を失ってしまった 医師からみた嵐 二宮くんの性格とは? 今回のテレビ内容を見る限りでは、活躍している芸能人の方ということもあり、おそらくこれらの発言もある程度ファンの方の期待を裏切らないことや、テレビなどでの話題作りを期待して行ったものなのかな、という風な印象も受けます。
ほかの部分でプロ意識が高いところからも、ご自身に対して本当に無関心な方ではなく、そういったキャラクターを作っておられるだけで、むしろ根底の部分ではしっかり自我のある方なのではないでしょうか。 「セルフネグレクト」と関連している"ゲームに執着している若者 ゲームに執着し依存症になっている若い方が多くいらっしゃるのは、近年ゲームが筋書、画面とも格段に進化し、バーチャルに友人関係や恋愛、恐怖感やドキドキ感などの刺激、達成感などを味わえてしまうことが一つの理由だと思います。
また、開始や終了、途中でのリセットなど、自分の希望通りに、煩わしいことや恥ずかしいことを一切経験せずに行えてしまうこともゲームの魅力でしょう。 「嵐 二宮くんみたいなタイプの人」とうまく付き合う方法やコツ セルフネグレクトと思われる方と付き合うとすると、以下のように接すると良いのではないしょうか。
・友達として
相手の健康状態を気遣いながら、干渉しすぎることや批判は避けて友人関係を築くことが望ましいでしょう。
・恋人として
セルフネグレクトの状態にある方と恋愛を新たに始めるのは難しいと思いますが、以前からの恋人にセルフネグレクトの傾向が表れてきた場合は、やはり批判は避けてそっと寄り添うことが大切と考えられます。
・夫として
一緒に暮らすご主人がこの状態であれば、生活を共に行っていくのに多大な援助が必要と思われます。
本人が安心できる環境を家に作り、相手が必要とされていることを少しずつ分からせていくことで、改善がみられることが多いでしょう。 医師からのアドバイス ご自身が「セルフネグレクト」かな、と思われる方は、まずご自身なりに状況を分析することが大切です。
また、家族、友人でもあるいは主治医や店員さんなど、だれでも構わないので人とかかわり、会話を持つ努力をすることが回復の第一歩になるのではないかと思います。
(監修:Doctors Me 医師)