睡眠中のいびきは危険! いびき改善のための鼻呼吸トレーニング (2/2ページ)
そこで、白濱先生に手軽に鼻呼吸に切り替えられる方法を教えていただきました。
「睡眠中に鼻腔を広げてくれる市販のテープを使うと、鼻呼吸が驚くほどスムーズになって簡単にいびきを止めることができます。
また、口が開かないように上唇と下唇をふさぐ口閉じテープや絆創膏を貼るのも一つの手です。口閉じテープは慣れるまでに時間がかかるかもしれませんが、無理を感じない程度に試してみてください」(白濱先生)
また、睡眠中だけでなく、日ごろから呼吸法を意識することも大事なのだとか。
「先ほど説明したように、人の呼吸は鼻呼吸が基本。日ごろから意識的に口を閉じてできるだけ鼻で呼吸するように注意すると、睡眠中も自然と鼻呼吸するクセがつきます。
階段の上り下りや軽い運動などで息が多少上がったときも、口ではなく鼻で呼吸をするように心がけましょう。ヨガの片鼻呼吸を取り入れるのも効果的です。口呼吸を鼻呼吸にシフトするだけで呼吸が楽になり、いびきの原因である気道の振動も起こりにくくなりますよ」(白濱先生)
もし、ここまで紹介した方法を試してもいびきが治らない場合は、「睡眠専門医の診察を受けて、マウスピース、CPAPといった内科的治療や、必要に応じた手術などによる治療を相談するべき」と白濱先生。たかがいびきと侮らず、早期に手を打つことが賢明のようです。
もともと呼吸は鼻でするのが自然なかたち。楽だからといって口呼吸を続けていると、一緒に寝ているパートナーや家族からひんしゅくを買うだけでなく、恐ろしい睡眠障害や重大な病気のリスクを背負ってしまう可能性もあります。日ごろから鼻呼吸を心がけて、心地よい眠りを手に入れましょう。
監修:白濱龍太郎(RESM新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニック)
参考書籍:病気を治したければ「睡眠」を変えなさい(アスコム)