夏バテはなぜ起こる?「夏の無気力、食欲ダウン」を解消する、イチオシの食べ物はコレ!
35度以上の猛暑日が増え、夏本番といったところですが、この気候の中で「なんとなく体がだるい」「食欲がない」といった”夏バテ”気味という方も多いハズです。
しかし、今体が必要としている栄養素を知れば、夏バテは解消できます。
今回は、この夏バテがそもそもなぜ起こるのか?その原因と、その解消に有効なアミノ酸について解説したいと思います。
■夏バテはなぜ起きる?夏バテとは、倦怠感や無気力、食欲がなくなるなどの症状全般を指します。この夏バテは、エアコンの効いた室内と暑い屋外を行き来することによる自律神経の乱れや、食欲不振による栄養不足などが原因で起きます。
特に食事の面では、夏は基礎代謝が下がるので、どうしても食事量が落ちます。そこで口当たりの良い食べやすいものだけを食べて栄養が偏ってしまい、体が働く上で必要な栄養素が不足します。すると、余計に体の機能が落ちて食欲がなくなるという悪循環が発生するのです。
■不足しがちなアミノ酸夏に不足しやすい栄養素の一つがアミノ酸です。人間の体はたんぱく質でできており、その構成成分となるのが20種類のアミノ酸です。たとえば筋肉や血液もたんぱく質でできていますから、その構成成分のアミノ酸が不足すると疲労回復が遅れたり、力が出なくなったりするのです。
「でも20種類もの栄養素を考えてとるのは大変……」と思われるかもしれませんが、ご安心ください。食べものからたんぱく質を不足することなくとることで、自然と体が必要とするアミノ酸を不足なく摂取することができます。
■「良質なたんぱく源が摂取できる」夏にオススメの食品は?
食欲が落ちてくると、口当たりが良い麺類などの炭水化物が主体の食事になりがちですが、たんぱく質を含む魚、大豆製品、肉などをしっかりととることが重要です。食事量が落ちるのは仕方ありませんから、その中でも質にこだわってたんぱく質をとるようにしましょう。
納豆、枝豆、豆腐など、大豆製品は割と食べやすくてオススメのたんぱく源です。大葉、みょうが、しょうが、ねぎなどの薬味を効かせたり、納豆をとろろや生卵と一緒にごはんに入れれば喉越しも良く、食べやすくなります。
夏の風物詩であるうなぎや、みずみずしくて食べやすいカツオのたたき、食欲がわいてくる豚のしょうが焼きなども箸が進みやすいうえに良質なたんぱく質を豊富に含んでいます。同じ食材でも味付けや調理の仕方で食べやすさは変わってくるので、組み合わせをうまく活用しましょう。
食欲がないからといって、アイスクリームやゼリー状飲料など、精製された糖質を多く含む食品は夏バテを助長させてしまう恐れもあります。
食べられる量が限られているからこそ、その中でしっかりと栄養を補給する意識をいつも以上に持つように心がけたいですね。
【画像】
※ Juergen Faelchle、naito8 / Shutterstock
【著者略歴】
※ 圓尾 和紀・・・管理栄養士。ファスティングマイスター。大学、海外、大学院で七年間栄養学を学ぶ。病院勤務を経て「予防医療に貢献したい」と思い、独立。現在は「和食」と「ファスティング」を取り入れた生活の提案を行う。