世界で一番背の高い国民はオランダ人(男性)とラトビア人(女性)
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1914年以降の身長の傾向を調査した研究によれば、現在オランダ人男性の平均身長は183cmで、ラトビア人女性は170cmだという。
また平均身長が最も伸びたのは、男性ならイラン人、女性なら韓国人で、それぞれ16cmと20cm高くなったそうだ。
最高身長と最低身長
イギリスでは男性も女性もほぼ同じような伸びを示した(11cm)。現在、イギリス人男性の平均身長は178cmで、女性は164cmだ。
一方、アメリカでは1960~70年代に身長の伸びが停滞するようになり、1世紀の間では男女それぞれ6cmと5cmしか伸びていない。全体の順位でも後退しており、1914年当時は男性3位、女性4位の高身長国民であったが、現在では37位と42位まで順位を下げた。
ちなみに日本の場合だと、20歳~64歳までの平均身長は男性が170cm、女性が157.7cmである(2015年春 文部科学省調査)
今や身長ランキングの上位はヨーロッパ諸国によって独占されている。だが、西洋諸国の伸びは大幅に低下しつつあるようだ。
反対に世界で最も身長が低い男性は東ティモール人だ(160cm)。女性はグアテマラ人で、これは1914年から変わっていない。調査データによれば、1世紀前のグアテマラ人女性の平均身長は140cmであり、今日ですら150cmにも達していない。
身長の伸び率は東アジアが高い
伸び率で言えば、東アジアが最大であるようだ。日本、中国、韓国の人々は100年前に比べるとぶいぶんと背が伸びた。
逆にこの100年でそれほど身長が伸びていない地域は南アジア(インド、パキスタン、バングラデシュ)とサブサハラアフリカだ。これらの地域では1~6cmほどしか伸びていない。事実、ウガンダやシエラレオネなど、サブサハラアフリカの一部では1970年代以来平均身長が低下すらしている。
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こうした世界各地における身長の差異は遺伝的にも説明しうるが、研究者によればDNAは支配的な要因ではないとのことだ。
論文著者の1人であるイギリス、インペリアル・カレッジ・ロンドンのマジド・エザッティ(Majid Ezzati)氏によれば、3分の1は遺伝子によって説明されるが、それだけでは経時的な変化を説明できないという。遺伝子の変化は身長のそれほど早くないし、地域的な差異も身長ほどではない。つまり経時的な変化と地域的の差異は、環境要因に大きく依存するということだ。すなわち医療、衛生、栄養の程度が主要な因子であり、妊娠中の母体の健康と栄養も重要だとエザッティ氏。
また他の研究からは、高身長には良い面もあるが、悪い面もあることが明らかにされている。高身長の人は寿命が長く、心臓疾患のリスクも減少する傾向がある。一方で、結腸直腸がん、閉経後の乳がんや卵巣がんなど、特定のがんのリスクを上げるという証拠も示されている。仮説としては、成長因子が細胞の突然変異を促している可能性が指摘される。
男性身長ランキング(括弧内は1914年時の順位)
1. オランダ(12)
2. ベルギー(33)
3. エストニア(4)
4. ラトビア(13)
5. デンマーク(9)
6. ボスニア・ヘルツェゴビナ(19)
7. クロアチア(22)
8. セルビア(30)
9. アイスランド(6)
10. チェコ共和国(24)
女性身長ランキング(括弧内は1914年時の順位)
1. ラトビア(28)
2. オランダ(38)
3. エストニア(16)
4. チェコ共和国(69)
5. セルビア(93)
6. スロバキア(26)
7. デンマーク(11)
8. リトアニア(41)
9. ベラルーシ(42)
10. ウクライナ(43)
via:elifesciences・/ translated hiroching / edited by parumo
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