褒めすぎると逆効果!? 子どものしつけは「辛口グルメレポーター風」が1番効く
“子どもは褒めて育てましょう”と耳にして、やたら褒め過ぎているママがいます。
人間の慣れとは恐ろしいもので、最初のうちは褒められて感動していても段々と慣れてきてしまい、次第に満足できなくなるものです。
今日は、『1人でできる子になる テキトー母さん流 子育てのコツ』の著者の立石美津子が「褒め過ぎは危険」についてお話します。
■「ほんまかいな!?」と感じてしまうグルメ雑誌や食レポ最近はネットでレストランの評判もお客様からの良い評価だけではなく、悪い評価もリアルで閲覧できるようになりましたが、相変わらずテレビや書籍や雑誌や食レポでは褒め言葉のオンパレードです。
それを信じて出かけてみたら「たいしたことなかった」という経験はありませんか?
目を凝らして食レポーターを観察してみると、食べる前から“美味しいぞ”のリアクションをしていたりします。
また、口に入れて味わう前から「このお肉、噛まなくても舌の上でとろけるようです」「優しい味がする」と表現をされると、視聴者は「まだ食べていないでしょ、ほんまかいな?」と思ってしまいますよね。
でも、もしこんな風に表現されると“リアリティー”がありませんか?
「ソースがもう少しさっぱりしていたら良いのに。でも、このお肉、舌の上でとろけるように美味しいぞ!」
「トイレの清掃が行き届いていなかったな、でも料理の見た目は美しい!」
「店員のサービスはイマイチだったな。でも料理はどれもこれも最高の味!」
まさか、テレビなどでそんな風に真実を伝えることはNGですが、本当に視聴者のことを考えたら良いことも悪いことも伝えた方が親切な気がします。
■子どもへのしつけも褒め過ぎないこと!「お片付けできて偉い」
「上手に字をかけて賢いね」
「好き嫌いしないでお利口だね」の褒め方ですと、最初は喜んでいても段々と褒められることに慣れてきてしまいます。
また、子どもがまだ何も行動していないうちから、手を叩く準備をするなどオーバー過ぎるリアクションも何だかわざとらしいですよね。
ですから“辛口グルメレポーター”のようになって、こんな風に伝えてみてはいかがでしょうか。
「お茶碗にご飯粒を残したままのこともあるけれど、玩具は綺麗に一個も残さず片付けているね。偉いね」
「家では弟に玩具、貸してあげられないね。でも保育園ではお友達に譲っているって先生に聞いたよ。それだけでも成長したね」
出来ていない面も少し加えることで褒めている部分が際立ってきませんか。やたら褒めてばかりいないで出来ていない部分も課題として入れていくことがポイントです。
いかがでしたか。
園からの連絡帳に「今日もお友達と仲良く1日過ごしました」と褒め言葉しか書いていないと「他の園児にも書いているコピペかしら?」と疑ってしまいます。
そして、だんだんと有り難みを感じなくなり、やがて読まなくなります。わが家での子どもへの褒め言葉も“社交辞令化”、“形骸化”しないように注意しましょうね。
【参考】
※ 『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』
※ 『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・20年間学習塾を経営、現在は著者・講演家として活動。自閉症児の母。著書は『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』ほか多数。
オフィシャルサイト http://www.tateishi-mitsuko.com/blog/