ビタミンはいま期待のフロー電池にも有効だった! (2/2ページ)
ビタミンB2もまた、食物からのエネルギーを身体に蓄える役割を果たす。ビタミンB2とキノンのちがいは窒素原子だ。これは電子のやりとりに影響する。
「ほんのちょっと工夫してやるだけで、ビタミンB2の分子はアルカリ・フロー電池の材料として非常に有望な分子に変わりました。この新しい分子は、安定性が高く、溶解度が高く、高い電圧を供給することができ、より多くの電力を蓄えることができます。また、ビタミンは非常に作るのが簡単なので、この分子もまた少ないコストで大規模に製造することができます」と研究チームのMichael J. Aziz教授は話す。
また、同チームのRoy Gordon教授は「私たちは、この分子を、バッテリーのニーズに合うように開発しましたが、エネルギーを蓄えるためのヒントを得たのは自然です。自然界でもまた、身体にエネルギーを蓄える際に、同様の分子が重要な役割を果たしているのです」という。
なお研究チームは、この新しい分子だけでなく、キノン類に関してもこれまでどおり研究を続けるという。
冒頭にも書いたが、自然エネルギーを活用した発電の普及には蓄電の技術革新も欠かせない。そのなかでフロー電池はひとつの重要なパートを担っていくことになるのかもしれない。
【参考・画像】
※ Harvard gazette
【動画】
※ Flow Battery – YouTube