【高校野球】ブラバン応援はいつから?観戦のお供に『ブラバン甲子園大研究』 (2/2ページ)

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■あのPLが脅威を感じた、横浜高校応援団

 今大会、そのタレントの豊富さから優勝候補にも挙げられている神奈川代表・横浜高校。横浜と甲子園といえば、1998年のPL学園戦、延長17回の死闘を思い浮かべる人はまだまだ多い。本書ではあの伝説の一戦をブラスバンド視点で振り返っているのが面白い。

 「横高の応援は、アルプススタンドのすべての観客を巻き込む。全体の一体感がとにかくすごかった。盛り上がりが最高潮に達すると、脅威にすら感じました」とは、PL学園のアルプススタンドで4時間にわたってクラリネットを吹き続けた奏者の言葉。

 一方、「場の雰囲気で盛り上がって吹き続けると、唇も体もバテてしまうので、(中略)試合の様子を見ながらリーダーが臨機応変に曲や応援パターンを選ぶ必要がある。リーダーの腕の見せ所です」という横浜高校応援部顧問のコメントも興味深い。

 延長に次ぐ延長で倒れる寸前だったのは、選手たちだけではなかったのだ。

 1998年大会以降、夏の甲子園では優勝できていない横浜。王者復権のためには、大会注目のエース・藤平尚真の力とともに、間違いなくブラスバンドの応援も必要不可欠のはずだ。

 今大会出場校でいえば、ほかにも「明徳義塾のスーパートランぺッター」「“いかつい野郎”率の高い関東一高アルプス」などのエピソードも興味深い。

 また、高校野球応援曲として定番中の定番である「天理ファンファーレ」や「チャンス紅陵」「ジョックロック」はもちろん、早稲田の「コンバットマーチ」や慶應義塾の「ダッシュKEIO」など、野球応援の歴史を語る上は外すことができない定番ナンバーの誕生秘話なども詳細に綴られている。

 甲子園大会期間中、手元に置いておきたい一冊として、『高校野球を100倍楽しむ ブラバン甲子園大研究』をぜひ、オススメしたい。

文=オグマナオト

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