夏の高校野球「甲子園はこの選手に注目せよ!」 (2/3ページ)
下位まで切れ目のない打線が強みだ。
有力校は他にもまだある。まずは春の優勝校の奈良・智弁学園。「地区予選では苦戦が続きましたが、チームの浮沈はエースの村上頌樹投手の出来いかんにかかっていますね。村上は、手元で伸びるストレートと左右に投げ分ける制球力を武器に、センバツでは全5試合を一人で投げ抜き、わずか3失点に抑えたことが優勝の原動力となりました。あとは2年生ながら4番を務める福元悠真選手の長打力が爆発すれば、春夏制覇も期待できそうです」(スポーツ紙デスク)
今大会には春夏連続の出場校は合わせて13校あるが、これらの高校は必ずと言っていいほど、好投手を擁しているのが特徴だ。「やはり高校野球の花形は投手ですからね。投手力のあるチームは安定感があります。中でも、春に注目された好投手が夏までにパワーアップした高校は、上位に食い込む可能性が高いですよ」(前同)
その一人が、花咲徳栄(埼玉)の高橋昂也投手。「春よりだいぶ、下半身がどっしりしてきたように見えますね。おかげで球威も増し、地力のある投手に成長しました。140キロ台後半の重い直球は伸びがあり、フォーク、スライダー、カーブなどの変化球を状況に応じて使い分けています」(在京スカウト)
予選で6試合37イニングを投げ、奪三振52で失点は0。与四死球も2という数字からも分かるように、抜群の安定感だ。打線も埼玉大会では準々決勝まで5試合連続コールド勝ちと絶好調。2強を脅かす存在と言えるだろう。
同じく春夏連続出場を果たした創志学園(岡山)の髙田萌生投手も成長を遂げた一人。最速154キロのストレートを投げる彼は今大会最速の投手だが、「春から4キロもスピードアップしていますね。スライダーのキレ味も鋭く、岡山大会では5試合38回を投げ、奪三振33、失点は3という素晴らしい出来でした」(スポーツ紙デスク) 夏は初出場だが、彼の豪速球がセンセーションを巻き起こすかもしれない。
センバツでは大阪桐蔭を破り、ベスト8まで勝ち進んだ木更津総合(千葉)も侮れない。「エースの早川隆久投手は、もともとコントロールが良かったんですが、ストレートが常時140キロ台を出せるまでに磨きをかけました。