「ダメでしょ!コラ!」では子どもだって納得しません。シーン別ママの言い回しのコツ
まだ、言葉が出ていないわが子。「言ってもどうせわからないだろう」と思い、悪い行動をした時つい「ダメ!メッ!コラ!いけません!」」で済ませていませんか?
そこで今日は、『1人でできるになる テキトー母さん流 子育てのコツ』の著者の立石美津子が「シーン別、ママが子どもを納得させる話し方」についてお話します。
■朝の保育園での別れのとき保育園で朝のお別れ、月曜日の朝や長いお休みの翌日には泣き方がいつもより激しくなりますよね。
そんな時、ママは子どもが玩具やお友達に気をとられている隙に、逃げるように去って仕事場に向かってはなりません。
「ふと気づいたらママの姿は消えていた」なんてやり方はママにとっては楽かもしれませんが、子どもは凄くショックを受けます。
別れ際には子どもの目をしっかりと見て「今からママはお仕事に行ってくるね。夕方にはお迎えにくるからね。保育園で楽しく遊んでいようね」と話しましょう。
泣いていても手はバイバイしていたりします。これは、悲しくてもママの言葉をしっかり理解して、泣きながら心の整理をしている証拠です。
■「ごめんなさい」を言わせたいとき公園の砂場で玩具の取り合い、わが子がお友達を泣かせてしまいました。そんな時、咄嗟に「ごめんねは!?」と怒ったり、命令してはいけません。
怖いママの口調に釣られてオウム返しに「ごめんね!」と言う子ども。
でも、何故それがいけないのかわかっていないため、すぐにまた同じことを繰り返します。更に“謝ればその場を逃れられる”、“謝れば済む”という悪い癖もついてしまいます。
こんな時は「お友達が今使っているんだから、いきなり奪うのはいけないことだよ。『貸して』と言おうね」と話しましょう。
“何故、それがダメな行為なのか”を納得すると、今後同じ状況になったときも行動は変わってきますよ。
■おやつをもっと食べたいとせがまれたとき
おやつのおかわりをせがむ子ども。「ダメ!もうおかわりはないの!」と言うのはどうでしょう。
子どもはまだ冷蔵庫にプリンがあることを知っています。「もうプリンはないの」と嘘をつかれても納得しません。
こんな時は「これ以上食べたら、夕飯が食べられなくなっちゃうから、もうおしまいです」と理由を伝えましょう。
同じ泣くのにしても嘘をつかれたのと正確な理由を説明されたのでは心の在り方が変わってきます。
■売り物を触ってやめないとき
スーパーの売り物の鶏肉パックをブスブス指で差す子ども。子どもの手を叩いたり頭ごなしに「コラ!」と怒鳴ってもまたやります。何故いけない行為なのかわかっていないからです。
「これはお金をはらっていないから○○ちゃんの鶏肉ではないの、○○ちゃんだって知らな人の歯形が付いたお饅頭食べたくないでしょ。だから売り物の商品を触ることはいけないことなのよ」と話しましょう。
そして、家に帰ってから思う存分、買った鶏肉を触らせてやりましょう。
また、「お店の人に怒られるよ」の叱り方もよくありません。なぜなら「怒られなかったら触ってもいい」と誤解してしまうからです。
■病院の待合室で騒ぐとき「シー、シー!」とか「静かに!」だけですと説明不足です。
こんな時は「病院は風邪を引いて具合が悪い人が来ているの。だから静かにしていなさい」と言いましょう。
いかがでしたか。
まだ幼くて言葉が喋れなくても、ちゃんと大人の言うことはわかっています。
また、1~3歳の子どもにいちいち説明するのはまどろっこしいですし面倒かもしれませんが、しっかり理由を伝えていないと子どもは何度も同じことをします。
確かに説明すると時間はかかるかもしれませんが、次からの行動は徐々に改善されていきます。長い目で見れば“時間短縮”になっているんですよ。
また、“1人前扱い”されて、ちゃんと説明されて却って子どもはしっかりしてきます。試しにやってみてくださいね。
【参考・画像】
※ Alena Ozerova、Yuganov Konstantin / Shutterstock
※ 『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』
※ 『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・20年間学習塾を経営、現在は著者・講演家として活動。自閉症児の母。著書は『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』ほか多数。
オフィシャルサイト http://www.tateishi-mitsuko.com/blog/