クラスに障害がある子がいたら…?「優しい子になる」親の伝え方
あなたのクラスに落ち着きがなくウロウロする子、障害がある子がいた場合、あなたはどう感じ、どう子どもに伝えますか?
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が“世の中にいる様々な人”についてお話します。
■クラスに皆の足を引っ張る子がいた場合
保育参観に行きました。すると先生がお話している間も教室内をずっとウロウロしている子どもがいました。クラスが何となく落ち着かず、わが子の集中が阻害されている感じがします。
そんな時、たとえあなたが心の中で「○○君はじっとしていられないお行儀の悪い子、しつけの出来ていない家庭の子だわ」と感じても、これを言葉に出してわが子に伝えてはなりません。子どもも人を見た目で判断するようになってしまうからです。
もし「どうして○○君はお椅子に座らないの?」と質問されたら「○○君は椅子に座るのがちょっと苦手みたいだけど、歩くのが得意なのね」とだけ言えばいいんです。後は子どもがどう感じようが自由です。
ただし、体操教室や英語教室の習い事の場合は“運動能力を付ける”“英語を学ばせる”など明確な目的があって時間をお金を投資して通わせます。
だから同じクラスにこれを阻む生徒がいたら、子どもがいないところで教室側にクレームを言うか、あなたがクラスを代わればいいのです。
でも保育園や学校は社会性を身に付け、世の中の縮図を体験する場です。自分の家庭とちょっと違う家庭の子と触れ合うことも大切な経験になります。
■「○○ちゃんと遊んではダメよ」と言う
保育園のお友達の中にはなんとなく仲良くしてほしくない子どもっていますよね。ママ同士も育った家庭環境やしつけの仕方も異なり、近寄りたくない相手だったとします。
あなたは清楚なスーツ系のママ、でも相手のママは茶髪で露出度高い系の派手なママ。
でも子ども同士、馬が合って仲良くしているのならば、「○○君と遊んではダメよ」と引き離さないようにしましょう。お互いの家を行き来までする必要はありませんが、子ども同士、一緒にいて楽しいのならばそれは良しとしましょう。
■特別支援学級がない小学校での話筆者の子どもは障害があり、地元の公立小学校内に併設されている特別支援学級に通学していました。ところが通学路で特別支援学級がない小学校の生徒と交わる道路がありました。
そこで毎日「キモイやつが来た!」とこの生徒達から罵声を浴びました。
クラスに障害がある子がいたり、学校に知的障害児のクラスがあると、運動会や休み時間は自然と交流し、健常クラスの子が障害のある子どもの手助けをする様子が見られます。
でも普段から接触していないと「変なヤツ」と感じ、異質な者として排除したくなる心が子どもに芽生えるのです。
排除するのではなく、自分とは違う存在を認める、ということを幼いうちから体験させることはとても大切です。
いかがでしたか。
社会に出れば様々な人と関係性を持っていくことになります。
小さいうちから友達範囲を親の考えで限定してしまったり、異質な子を変な目でみるようなことをすれば、子どもが将来大きくなった時に人間関係の幅も狭くなってしまいますよ。
【参考・画像】
※ Rus Limon / Shutterstock
※ 『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』
※ 『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・20年間学習塾を経営、現在は著者・講演家として活動。自閉症児の母。著書は『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』ほか多数。
オフィシャルサイト http://www.tateishi-mitsuko.com/blog/