【高校野球】春夏連覇の権利が唯一ある智辯学園が初戦突破! (2/2ページ)
■激戦続きの奈良大会
連覇を目指すには、当然ながらセンバツでの優勝が第一段階。ただ、それ以上に簡単ではないのが夏の地方大会だ。春の王者といえども、負ければ終わり。あらためてひとつずつ勝ち抜いて、夏の甲子園の出場資格を得る必要がある。
智辯学園も、もちろんそれを成し遂げての代表だが、奈良大会では5試合すべてが逆転勝ちで、しかもそのうち3試合が1点差という激戦続きだった。
永遠のライバルともいえる天理との決勝では、6対2とリードして迎えた9回表に3点を奪われ、なお2死一、三塁というところまで攻め込まれながら、なんとか振り切っている。
■春の王者ながら注目度は低め!?
エースの村上は、センバツでの全5試合で完投勝利を記録するなど安定感は抜群。奈良大会でも、疲労の蓄積のよる右ヒジの痛みで他投手に先発を譲った試合はあったが、リリーフとして登板するなど、マウンドに立ち続けている。
今大会は、寺島成輝の履正社(大阪)、藤平尚真の横浜(神奈川)と、プロ注目の好投手を擁する両校が注目を集め、智辯学園への注目度はそこまで高くない感はある。とはいえ、投打のバランスが取れたチーム力は春に証明済みだ。
春の王者がどんな戦いぶりを見せてくれるのか、注目したい。
文=藤山剣(ふじやま・けん)