運転者から運転を学び取って普通の自動車を自動運転車に育てるソフトウェア (2/2ページ)
ところが見本となるべき運転者が人を無視するような走り方をすれば、『Selenium』はそれが人ではないのだと学習してしまうのだ。
やがて『Selenium』が自動運転できる、と判断すれば、システムに運転を任せられるようになる。
この『Selenium』は主に2つの機能から成り立っている。
一つは車がどのような空間の何処を走っているかということを把握する機能だ。
もう一つは、車の周りで何が起きているのかを把握する機能だ。

source:https://www.youtube.com/watch?v=OpiJm9K0Dsg
これらの機能でデータを集めるために、カメラ、レーザー・スキャナー、レーダー・システムが活用されている。
そして、これらの機能で読み取った状況に対して、どう動けば良いのかを判断する。
■ 自動運転車に対するユーザーの選択肢が増える
以上の様に、『Selenium』は運転者から学習する自動運転ソフトであるため、同じルートを頻繁に走れば、それだけ自動運転の精度が上がる。
ところで『Selenium』はGPSに依存していない。そのため、GPSが使えない地下や建物の中といった場所でも自動運転を可能にすることが期待できる。
このように、これまでとは異なったアプローチの自動運転技術が登場したことで、自動運転の技術の進歩がより加速する可能性も出てきた。
また、既存の自動車を自動運転化できる技術は、ユーザーの選択肢を増やすことになるため、自動運転の普及も加速させることになりそうだ。
【参考】
※ Selenium – Oxbotica
※ Oxbotica’s New Autonomous Vehicle Software Learns As It Goes