新種の炎。”ブルーワール”という新しいタイプの火災旋風が発見される(米研究) (2/3ページ)
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「ブルーワールは従来の黄色い炎の渦から発達します」と同じく共著者のイレーヌ・オラン(Elaine Oran)氏。「色が黄色いのは放射される煤粒子のためです。これは酸素が不足して燃料が不完全燃焼している場合に発生します。炎の青さは酸素が十分で、完全燃焼しているサインです。つまり煤が出にくく、クリーンな燃焼だということです」
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煤が出にくいクリーンな青い炎、ブルーワール
この効率性ゆえに、海洋の原油流出現場でブルーワールが利用されることもあるかもしれない。これまで、こうした現場では、柵で原油を囲んだ後で燃やして処理するといったことが行なわれている。これによって有害な煙が発生するが、ブルーワールならば完全燃焼に近づくため、大気や海水に放出される汚染物質を減らすことができる。
現在の課題は、実験室内での小さなブルーワールを、より実用的な大規模なものに変えることだ。
「火災旋風は燃料表面の熱を劇的に上昇させるため、他の燃焼形態よりもずっと効率的です。そのために素早く、より効率的な燃焼が実現されます。水面での実験では、循環する炎の渦が燃料を集めていることが判明しています。ブルーワールでも同じような状態をもっと大規模に実現できれば、流出した原油処理をよりクリーンに行えるようになります」とゴルナー氏。
燃焼効率や原油処理に加えて、流体において渦が発生するメカニズムについて研究する素材にもなるという。