あなたの夫はDV・モラハラ夫の特徴に当てはまる?「暴走化させるNGワード」とは
夫の行動に、何だか恐怖を感じる。夫の言葉がトゲトゲしくて、いつまでも心に引っかかって苦しい。
もしも、あなたが夫に対してそのような印象を漠然とでも感じているのなら、DV・モラハラの予兆かもしれません。
今回は、夫婦問題のカウンセリングをする筆者が、DV・モラハラをしやすい夫の特徴と、暴走させないための未然の防止策についてお話ししようと思います。
■モラハラがDVに発展する?モラハラという言葉も、最近はだいぶ世間に浸透してきました。が、まだその内実を理解している人はそう多くないかもしれませんね。
なぜなら、“コレをしたらモラハラ”というハッキリした定義があるわけではないからです。
夫の威圧的な態度、あるいは人格を否定するような言葉によって、妻が「ひどく傷つけられた」「心も体もボロボロになった」など、被害を受けたと感じた場合に夫が加害者ということになるのです。
このような精神的な虐待をそのままにしておくと、身体的な虐待(DV)にエスカレートするケースも珍しくありません。
「夫の言動がなんだかおかしい。これはモラハラかな?」と感じたら、早めに対策を取っておく必要があるでしょう。
■DV・モラハラをしやすい夫の特徴はコレ!
(1)社会的に信用のある高学歴なエリート
DVをする男なんて、見るからにダメ男に決まっている。危険人物だとすぐにわかるはず……なんて、甘く見てはいませんか?
筆者のところにDV相談に来るクライアントの旦那さまのほとんどが、社会的にとても信用のある職業に就いています。高学歴の場合も多く、一見穏やかで優しそうな旦那さまです。むしろ奥様の方が気が強くて、旦那さまを尻に敷いているのではないか? ……と見えるほどです。
しかし、家庭の中では旦那さまがいつも不機嫌で、奥さまに些細なことにダメ出しをして怒鳴り散らしています。「こんなことも出来ないなんて生きている資格がない!」「こんなこともわからない奴は死んだほうがいい!」と、存在を否定するような言葉で妻の心を壊しているのです。
結婚前に「この人はヤバそう」と簡単に見抜くことは難しいと言えるかもしれませんね。
(2)人の批判や愚痴が多い
モラハラが始まる前の予兆として、まず最初に始まるのは、会社の上司や同僚の批判や愚痴です。帰宅してくつろいでいる時間に、突然始まる長い話。上司が無理解で自分がどんなに理不尽な扱いをされているか、同僚がいかに無能で迷惑をかけられているか……という内容だったら要注意です。
「そんな風に言うもんじゃないわよ」とたしめたり、「人の批判ばかりしていてもしょうがないから、自分が頑張るしかないんじゃない?」と妻はアドバイスしていまいがちです。
すると、一気に怒りの矛先が妻に向いて来ます。
■未然の防止策はあるの?モラハラは精神的な虐待だと前述しましたが、夫からすれば妻を追い込んでいる自覚がありません。自分は当然のことを言っているのであって、それがわからない妻の方がおかしいと思っているのです。
「それはモラハラよ! やめて!」と訴えても、夫に聞く耳がないのは言うまでもありません。
「自分を棚に上げて、ふざけるな!」と暴言がエスカレートし、生活費を止められる。友人や親族との交際を制限される。果てには身体的暴力に発展して行きます。そのようになってしまったら、彼に自分の非を認めさせようとすればするほど、事態は悪化していくのです。
では、事態を悪化させないために、どうしたらいいのでしょうか?
モラハラをする夫の本当の姿は、自分に自信を持てない小心者。
否定や批判をされることに耐えられません。怒鳴ったり、人を追い詰めるような攻撃性があるのは、そんな弱い自分を守っているからなのです。
妻がそんな夫とでも離婚せずに仲良くやって行きたいのであれば、まず、彼を一切批判しないこと。
最初の段階で彼の愚痴や不満を、「聞くに堪えない」などとは言わずに、思い切り吐き出させてあげましょう。アドバイスもせず、ただ聞いてあげるだけで、夫は妻を自分の味方だと安心します。彼が妻に怒りを爆発させるのは、自分を理解してくれない、わかってくれと、心の中で叫んでいるのです。
モラハラ夫になる可能性は、誰にでもあります。起こってしまえば、女性が一方的な被害者のように感じますが、元をたどれば些細な会話の行き違い。夫の心をひどく傷つけたのを、妻は全く気付いていません。
男性のデリケートさを十分理解して、夫の話をただ聞けるようになるだけで、DV・モラハラになるまで夫婦関係を悪化させなくて済むことがあるので、覚えておいてくださいね。
【参考】
※ Voyagerix、SFIO CRACHO / Shutterstock
【著者略歴】
※ 芙蓉・・・「新・良妻賢母」認定講師。結婚から22年。夫からのDV・モラルハラスメントの問題で5年間別居生活を送る。誰もが離婚しかないと思うような状況から、「新・良妻賢母」の実践により夫婦関係を修復し、新婚の時よりも仲良し夫婦に。その後45歳で自然妊娠し、元気な女の子を出産。上に大学生と高校生の子供がおり、2男2女の母となる。現在15年ぶりの赤ちゃんの育児を満喫しながら、DV・別居・浮気などに悩む妻向けの講座やカウンセリング『別居・DV・浮気に悩む妻たちへ~愛ある家族になりましょう~』を行っている。