鈴木保奈美を大人気女優へと押し上げた伝説のドラマ『東京ラブストーリー』が与えた当時の衝撃 (2/3ページ)

AolNews



そんな彼女が一躍「誰もが知っている人気女優」へと大出世することとなったのがこのドラマなのであるが、今改めて確認してみると、やはりというかその「バブル」な感じが目を引いてしまう。彼女が演じるヒロイン・リカにしても、帰国子女でスポーツメーカーの社員で美人で個性的という、絵に描いたような"オシャレ要素"(あくまで当時)を持つ人物。そんな彼女が誰もが憧れるオシャレタウン(これまた当時)の渋谷や青山界隈を闊歩する。そして彼女が見せる恋愛模様は、やはりというか先進的で個性的なもの...今にして思えば、後に続くこととなるトレンディドラマに必要な要素は、既にこの作品でその大半が盛り込まれていたように感じられてならない。

そこから早いもので四半世紀もの時が流れ、バブル当時のオシャレ要素はもはや過去のレジェンドとなり、カンチとリカが、お互いの想いを抱えて待ち合わせをした渋谷のカフェ「マックスロード」は、エクセルシオールカフェへと姿を変えた。無論、そうした時の流れの中で、いくつもの流行が我々の頭上を過ぎ去り、人々の暮らしは一変したし、この作品に登場した鈴木保奈美をはじめとするキャストたちが、その後の25年間でどのような活躍を見せたかは世人の多くが知るところだ。


だが、当然のことながら、ドラマの中に登場する彼らは、まだ何一つそうしたことを知る由もない。単に昔を懐かしんで観るだけではなく、25年後の世界を知る自分が、タイムスリップして過去の人々に遭遇したような、そんな気持ちを抱きながら、改めてじっくりとこの作品を観てみるのも、なかなかオツなものかもしれない。
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