「解散後が大事」哀川翔が示唆したSMAPメンバーの未来
連日、さまざまな報道が出ているSMAP解散報道。そのリリースの量、さらにはそれらにリアクションするファンの熱量は、日本のエンターテインメント史上でも類を見ないほどの盛り上がりを見せている。
「香取慎吾(39)は05年から始めたサッカー日本代表の応援団長の活動停止を発表。このまま芸能界から消えてしまうのではないか、との懸念さえある」(スポーツ紙記者)
そんな中、俳優の哀川翔(55)があるイベントでSMAP解散について聞かれた際、自身も一世風靡セピアというパフォーマンス集団で活動していたことに触れ、「グループは解散する。でも、解散した後をどうするかが大事」とコメントした。
もはや解散は事実なのだから、「その後」を見つめるしかないというのが彼の論調だが、確かにその通りで、メンバーが亡くなったわけでも引退するわけでもない。ましてや現時点ではジャニーズ事務所に残るということなので、まずは個々の活動を応援するしかない。だが、
「ここで大事なのがメンバーそれぞれの来年以降のSMAPに対するとらえ方だ」
と言うのは、制作プロダクションのデスクだ。
「メンバーが来年以降何かの番組に出たとき、どうしても周囲は気を遣うでしょう。『SMAP』というワードを出していいのか? NGにならないのか? また、その話ができるのか? と。そんな時、彼らから自発的に『元SMAPですから』とか、『SMAPだった頃は……』と、思い出話をしてくれると、一気に空気は変わるでしょう。逆に、『SMAP』という言葉を出すのがタブーになったりすると、テレビマンも腫れものに触るような扱いをしなくてはいけなくなります」
と指摘するのである。
■「スマスマがダメなら元スマを」
つまり、SMAPメンバーの今後はSMAPをネタにできるか否かにかかっている。
「SMAPという存在をまったく無視してバラエティに出演している元メンバーに違和感を覚えることは、想像に難しくない。例えば『中居くんは歌がヘタ』という話もできなくなるのは、中居自身のキャラクターにとってもあまり得でないような気がします」(芸能記者)
ファンの間では、
「『スマスマ』がもうダメなら『モトスマ』という番組を作って、元SMAPメンバーで新しく番組を始めてほしい」
という声もある。5人それぞれグループの看板が外れても活躍できる才能と個性が十分あることは事実。だが、やはり世界に誇る稀有なスーパーグループSMAPの存在を、元メンバー自身が消し去ってしまうのは一番悲しいことではないだろうか。
- 文・海保真一(かいほ・しんいち)
- ※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。