夏休みに観ておきたい! 「夏」が舞台の名作アニメ7選

●『サマーウォーズ』
2009年に公開された劇場用アニメ。憧れの先輩の「婚約者のふり」をするバイトのために先輩の実家を訪れた少年が、「数字の羅列」が書かれた謎のメールを受け取ったことをきっかけに、世界中を混乱に陥れる騒動に巻き込まれる……というストーリーです。ヒロイックな物語だけでなく、自然豊かな「夏の田舎」の情景も描かれており、郷愁の念に駆られる作品。本作の監督である細田守氏が手掛けた『時をかける少女』も、同じく夏を感じるアニメとしてお薦めです。
●『つり球』
2012年に放送された作品です。湘南・江の島に引っ越してきた引っ込み思案の少年が、宇宙人を自称する少年から強引に釣りに誘われたことがきっかけで、釣りを通じて仲間をつくり、少しずつ成長していく物語。序盤はまだ長袖を着るような季節でしたが、ストーリーが進むにつれて本格的に夏に入ります。主人公たちが「夏の江の島の海で釣りをする」という描写は実に夏を感じさせます。思わず「江の島に行ってみたい」「釣りをしてみたい」と思わせてくれる作品です。
●『ひぐらしのなく頃に』
2006年に放送された、人気同人ゲームが原作のアニメ。田舎の村に越してきた少年が、村の少女たちと交流を深めていく中で少しずつ村の闇の部分を知り、やがて少年の周りに奇妙な出来事が起こるようになり……というストーリーです。初夏を舞台にしており、タイトルにあるように、物語の随所にひぐらしの鳴き声が印象的に使われています。その鳴き声が夏を感じさせるとともに、ホラーテイストのストーリーを盛り上げます。凄惨(せいさん)かつ過激な描写もあるので、苦手な人は注意です。
●『海がきこえる』
大学進学で高知から上京した杜崎拓は、吉祥寺駅で高校時代の同級生・武藤里伽子に似た女性を見掛けます。その後、夏休みで高知へ帰郷する際、拓は里伽子との思い出を振り返り……という粗筋。同名小説を原作にスタジオジブリが制作したアニメで、1993年にテレビ放送されました。拓は里伽子と出会った高校3年の夏から疎遠になった秋までを振り返ります。そこで描かれる甘酸っぱい夏の思い出は、「自分もこんな高校時代を送りたかった」と思わせてくれます。
●『あの夏で待ってる』
8mmカメラで撮影が趣味の高校生・霧島海人は、行くあてがないという転校生・貴月イチカを1晩家に泊めることになります。それがきっかけで、二人は奇妙な同居生活を送ることになり……という物語。2012年1月から3月にかけて放送された作品です。長野県の小諸市を舞台に、少年少女のひと夏の思い出を描いており、その甘酸っぱくも爽やかな青春模様は、見ていてうらやましく感じるほど。夏を描いた作品でありますが、放送時期が冬だったことから、そのギャップも話題になりました。
●『茄子 アンダルシアの夏』
2003年に公開された劇場用アニメ作品。黒田硫黄の短編漫画集に収録されている『アンダルシアの夏』が原作です。地元スペインで開催されるレースに出場したプロロードレーサーのペペが、チームトラブルなどを乗り越え見事に優勝するまでを描いています。このレースは夏季に行われており、作中では夏のスペインの描写がふんだんに盛り込まれており、また炎天下の中で必死に戦う選手の姿も、実に夏を感じさせてくれるのです。
●『機動警察パトレイバー the movie』
『機動警察パトレイバー』の劇場版第1作として、1989年に公開された作品です。レイバー(歩行型作業ロボット)の暴走事件が頻発し、その対応に追われる第2小隊。第2小隊の隊員である篠原遊馬は、一連の事件に共通点がないかと独自に調査を始める……という粗筋となっています。本作はサスペンス作品のような緻密な人間ドラマが描かれていますが、天高く伸びる入道雲や、夏の日差しの暑さに参りそうになる登場人物など、随所に盛夏を感じさせる描写もありました。
テレビアニメや劇場版アニメなど「夏」が舞台のアニメをピックアップしてみました。特にこの中では、『海がきこえる』が大学生のみなさんにはおすすめです。夏休みの帰郷など、共感できる要素が盛りだくさんの名作なので、ぜひこの夏見てはいかがでしょうか?
(中田ボンベ@dcp)