【高校野球】リオ五輪に負けない! この夏の甲子園、印象に残る場面を振り返る (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■東邦、7点差からの大逆転劇

 今大会、最大の盛り上がりを見せたのが2回戦の東邦(愛知)対八戸学院光星(青森)だった。

 東邦は先発・藤嶋健人が3回途中で4失点、後を受けた松山仁彦も5失点と強打の八戸学院光星打線に飲み込まれる。打線も2回、3回と1点ずつ挙げるが、7回表を終わり2対9と7点のビハインド。

 しかし、7回裏に2点、8回裏に1点を挙げ点差を詰める。9回裏、3番・松山の適時打で1点を返すが、4番・藤嶋は中飛に倒れ2死に。あと1人で試合終了という場面から5番・小西慶治が安打を放つと、途中出場の6番・中西巧樹の適時打で7対9。甲子園全体の雰囲気が一気に東邦を応援する空気へと一変する。

 さらに7番・高木舜の二塁打で2者が生還しついに同点。そして8番・鈴木理央の一打で高木が生還し10対9と東邦がサヨナラ勝ちした。

 「甲子園には魔物が棲んでいる」。その言葉を思い出させる試合となった。

■雨天中断が影響!? 横浜対履正社の強豪対決

 大逆転劇で終わった東邦対八戸学院光星の次に行われたのが、横浜対履正社という2回戦屈指の好カードだった。

 お盆休み、日曜日、大阪勢の登場とあってこの日は早々に満員となり、第4試合となったこの試合も大勢の観客が注目。横浜は藤平尚真、履正社は寺島成輝と東西を代表する両エースの投げ合いも見どころのひとつだった。

 履正社・寺島、横浜・石川達也の先発で始まった試合は1回表に横浜が先制。2回裏1死二塁となった場面で6番・寺島が打席に立つが、ここで雷雨のため試合が43分間中断。試合再開後、石川は8番・山本侑度に3ランを浴び逆転される。

 その直後、再び雨が強まり40分間の中断を余儀なくされる。再びマウンドへ上がった石川は四球、死球と崩れてしまい、ここで藤平と交代。しかし、藤平は2番・北野秀に二塁打を打たれ、1対5と点差を広げてしまう。それでも3回以降は、わずか2安打に抑え7三振を奪う力投を見せた。一方の寺島は2回以降、横浜打線に得点を許さず5対1で履正社が勝利した。

 結果として2回裏の2度の中断がが試合を大きく左右してしまった。

文=武山智史(たけやま・さとし)

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