エメリッヒ監督がセクシュアルマイノリティの社会運動の原点となった事件をもとに描く人間ドラマ『ストーンウォール』今冬公開 (2/2ページ)
ストリートで美貌を武器に体を売り、自分と同様の身寄りのない男娼のキッズたちをとりまとめるギャングのリーダー、レイを演じたのは、共演者が口をそろえてその才能を賞賛する新星ジョニー・ボーシャン。ダニーが憧れ惹かれていくハンサムで聡明な活動家トレバーを、ジョナサン・リース・マイヤーズがカリスマ的な魅力で、ゲイバーの経営者でギャングのエドをのロン・パールマンが有無を言わさぬ重圧感たっぷりに、それぞれ演じている。
ヒッピーカルチャー、反戦運動や公民権運動の昂まり、ストーンウォール暴動の2ヶ月後にウッドストックが実施され、やがて世界に影響を与える1960年代後半のアメリカの空気感も活き活きと再現され、"I Say A Little Prayer"や"Venus"、"Crackerjack"、"A Whiter Shade of Pale"、"it's your thing"、"Just Be Yourself pretenders"などの魅力的なヒットサウンドも当時の様子を彩る。
事件の舞台となったゲイバー「ストーンウォール・イン」は、オバマ大統領により、今年の6月に国定文化遺産保護地域に指定されたばかり。LGBTプライド月間での演説で彼は「自由と平等の理想を持続する現実に変えるために、レズビアンとゲイとバイセクシュアルとトランスジェンダーのアメリカ国民およびその同盟者たちはストーンウォールの客たちから米軍の兵士たちまで、その歴史の次の偉大な章を懸命に書き続けてきた」と発言している。
インディアナ州から、N.Y.グリニッジ・ビレッジのクリストファー・ストリートへやってきたダニー(ジェレミー・アーヴァイン)。ゲイであることが発覚し、両親に見放され、恋人のジョーにも裏切られ、追われるように故郷を出た孤独なダニーを迎え入れたのは、この街で美しさを武器に体を売って暮らすゲイのギャングを率いるレイ(ジョニー・ボーシャン)だった。ダニーは彼らの部屋に住まわせてもらい、常に陽気に歌って踊りながらたくましく生きていく仲間を得て、この街で身を寄せ合い暮らす様々なゲイやレズビアン、ドラァグ・クイーンや、政治活動家のトレバー(ジョナサン・リース・マイヤーズ)と出会うが...。
歴史に残るこの場所で起きた、切実で赤裸々で衝撃的な事実を基に描いた映画『ストーンウォール』は2016年冬、新宿シネマカリテほか全国ロードショー
(C) 2015 STONEWALL USA PRODUCTIONS, LLC
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