亡命した北朝鮮外交官、「ドラゴンボール」ファンの次男を待っていた「地獄」 (2/2ページ)

デイリーNKジャパン

「列車で出会った瀋陽駐在の北朝鮮貿易関係者の家族。小学校低学年の娘はずっと押し黙っていたが、出国検査を終えて列車が国境の橋に差し掛かった時、急に『パパ、中国に帰ってきたよ!』と大はしゃぎし始めた。言葉は朝鮮語ではなく、中国語だった。その姿を見て、両親もニコニコしていた」

「子どもはインターナショナルスクールに通っているとのことだった。中国の自由で豊かな生活に慣れた子どもには、北朝鮮での数週間はさぞかし息の詰まるものだったのだろう」

他国に比べて決して自由とは言えない中国で育った子どもですら、北朝鮮での生活に拒絶感を持っていることを示すエピソードだ。

「見せしめ」の恐怖

外交官の中には、精神病院にワイロを払い、そうした子どもを入院させてしまうケースさえあるとされる。

子どもが友人たちに「外国は最高」などと吹聴すれば秘密警察に目をつけられ、家族全員が教化所(刑務所)送りになったり、見せしめで処刑されたりするおそれすらあるからだ。

英国で育った太行使の子どもたちとって、帰国はとてつもあにリスクをともなうものであったわけだ。

「亡命した北朝鮮外交官、「ドラゴンボール」ファンの次男を待っていた「地獄」」のページです。デイリーニュースオンラインは、欧州デイリーNK警察旅行韓国海外などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る