英語ができないけど留学したい! タイプ別おすすめ留学先5選

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留学したいけど英語力が足りな過ぎて、留学先で浮いてしまったり、授業が何も分からなかったりしたら怖い。そんな悩みから、留学に一歩踏み出せないという方がいるかもしれません。しかし自信がないからと言って、せっかくの留学チャンスを逃すなんてもったいない! その不安は、留学先を選べば解消できますよ。今回はタイプ別に、英語に自信がない人におすすめの留学先をご紹介します。これを参考に留学先を選べば安心です。



■タイプ別おすすめ留学先

まず大まかに、「英語に自信がない」という人には2つのタイプあります。英語を勉強しに来たはずなのに、簡単な単語も分からずクラスで残念な人として浮いてしまうことへの恐怖。そして、買い物も移動も、何もかも英語でやらないとご飯さえ食べられない……生活への漠然とした不安。そんな方におすすめの留学先はこちらです。

・勉強に付いて行けるか心配派→イギリス、フィリピン
・英語ができないと生活できないから不安派→アメリカ、オーストラリア、インド

「勉強について行けるか心配派」におすすめなのはイギリスとフィリピン。イギリスは経験豊富な学習カリキュラムがあり、さまざまなレベル別の学習が可能です。特にフィリピンはマンツーマンレッスンが格安で受けられるため、自分のペースで勉強できることもメリットでしょう。良く言えば英語漬け、悪く言えばややスパルタな、しっかりとした授業が受けられます。短期間で確実な英語をものにしたい人にはおすすめの留学先です。

「英語ができないと生活できないから不安派」にオススメなのはアメリカやオーストラリア、インド。いずれの国も、「そんなこと誰も気にしてない」というおおらかな国なので、身構えなくても大丈夫です。普段はなかなか自信を持って英語が話せない人でも、周りもそこまで完璧ではないので気にせず話しましょう。英語は失敗を繰り返して身につけるものです。また、クラスは日本人率が比較的高いため、日本語で教えてもらえたり、お互いに助け合って生活できたりというメリットがあります。

■目的で選ぶ留学先


「英語を身につけたい。だから、1日中勉強する。」だけでは続きません。あなたは、その英語を何に使いたいですか?明確な目的がある方が、確実に英語力がアップします。多少ミーハーでも何でも構いません。「ミュージカルを英語で楽しみたいからアメリカへ行く」「ダイビングのライセンスを取りたいからフィリピンへ行く」など、英語を使って得られる第二の目的のために、渡航先を選ぶのもひとつの方法でしょう。「好きだから、やる」というモチベーションにかなうものはありません。

それでは、各国の傾向を簡単にご紹介していきましょう。1ヶ月あたりにかかる留学の総予算(平均費用)も取り上げておきますので、参考にしてみてください。

◎アメリカ

<学校の傾向>
西側のロサンゼルスと東側のニューヨーク。多少乱暴に言うと大阪と東京のような差があります。雑多な人種が入り乱れて生活するニューヨーク。良く言えば都会的、悪く言えば冷たい印象を受けるでしょう。「多少英語がおかしくても通じれば良い。」「誰も気にしない。」という多民族の街なので、こちらも気にせずどんどん話した方が英語力を伸ばせます。尚、クラスメイトは中国系の学生が多いようです。

ロサンゼルスは気候もよく、気さくな人が多いおおらかな街。居心地が良いせいか日本人率が高く、クラスメイトの大半が日本人ということも起こりえます。日本人が多いことで助け合える反面、日本人だけで固まってしまい、英語を話す時間がなくなってしまう。これでは英語力が伸びず、何のために来たのか考えものになってしまうので注意しましょう。

<生活スタイル>
学費や家賃が安いのはロサンゼルス。しかし交通の便が悪く、車がないと遊びに行くのも一苦労な街です。一方、ニューヨークは電車やバスでどこにでも行けます。しかし家賃の高さは世界トップクラスです。家賃は高いですが、自炊すると比較的コストを下げられます。食材は安くお酒も安価。レストランなどでの外食は「高価+税金+チップ」になるため、それなりの覚悟で行きましょう。

美術館や博物館、自然公園などさまざまなアクティビティがあります。英語を使って何か他のことを勉強するという、ダブルスクールの学生も多いのもアメリカ留学の特徴です。ニューヨークではダンススクールに通いながら語学学校へも行き、夜はブロードウェイで観劇三昧。そんなスタイルも可能です。

<平均費用(学費、生活費合計)>
1ヶ月:約44万円

◎イギリス

<学校の傾向>
イギリス英語は「クィーンズイングリッシュ」とも呼ばれ、正統英語の国です。イギリス英語の特徴はくっきりハッキリ発音すること。優美で品があります。よりカジュアルに変化したアメリカ英語よりも聞きやすいので、英語が全く初心者という人には安心かもしれません。時間別や週末だけなどレベル別のクラスがたくさん設けられているため、自分にあったクラスを見つけることができるでしょう。

クラスメイトの人種は多種多様。他国はアジア系学生に席巻されていますが、イギリスは初級コースでもEU諸国からの留学先が多いのが特徴です。日本人は5%ほどしかいませんので、英語漬けの毎日が送れます。アメリカでは日本人率が50%を越える学校もあり、日本人だらけのクラスで派閥争いに巻き込まれてしまうかもしれません。英語を勉強しに行くのですから、たとえ日本人が1人だけでも、がいっそ気楽で良いと割り切ることも英語力アップへの近道です。また、6ヶ月以内の留学ならビザが不要という大きなメリットがあります。

<生活スタイル>
生活費は決して安くはありませんが、自炊するとかなり生活費を押さえられます。日本の暮らしとさほど変わらないと考えて良いでしょう。ニューヨークよりは家賃がやや安め。生活必需品や本は免税、ビールも安価です。反対に、レストランやファストフードなど外食が高い傾向にあります。街並は古く、博物館や美術館など美しいものがたくさん見られます。しかし、場所によっては治安が良くないため、夜遅くまで出歩くときは注意してください。

また、ロンドンではなく地方都市に留学するという方法もあります。マンチェスターやオックスフォード、ケンブリッジなど、歴史ある土地で過ごす貴重な時間は何よりの経験になるでしょう。デメリットは冬が寒く、一日中薄暗いということ。オーストラリアやフィリピンなどのようなアウトドアアクティビティは少なく、良い意味で勉強に集中できるかもしれません。

<平均費用(学費、生活費合計)>
1ヶ月:約40万円

◎オーストラリア


<学校の傾向>
オーストラリアは元イギリス領。英語はイギリス英語です。はっきり発音するため、初心者にも聞きやすいでしょう。さまざまなクラスが用意され、短期・長期いずれも自分のレベルに合ったクラスを受けることができます。デメリットは、オーストラリア独特の発音が、場合によって少々田舎っぽい英語と思われる印象があることでしょうか。

初級コースは日本人と韓国系が多く、中上級コースには欧米系が多いのが特徴。欧米諸国に比べ学費が安く、その分だけ長期滞在が可能です。勉強しながら働けるワーキングホリデーを利用すれば、さらに生活費を節約できるでしょう。また、本来は1年しかないワーキングホリデービザに2年目延長システムなどがあり、そのまま仕事することもできるのがメリット。シドニーやブリスベン、ケアンズなどさまざまな滞在都市の選択肢があります。

<生活スタイル>
留学やワーキングホリデーなどで人気の国。日本との時差が1時間と少ないため、日本の家族や友達と連絡が取りやすいのが特徴です。移民を多く受け入れて来た国だけにシェアハウスなども充実しており、すぐに生活を始めることができます。また、欧米諸国に比べシリアスな犯罪が少ないのもポイントです。気さくでおおらかなオーストラリア人。気候もよく、自然にも恵まれたアクティビティがたくさんあるため、ついつい勉強をおろそかにしがちなので自制心が必要かもしれません。語学学校はたくさんありますが、地元校なのか海外資本なのか確認しましょう。近年、韓国資本の語学学校が増えており、学校が提供するホステルの食事は韓国料理ということもあるようです。

<平均費用(学費、生活費合計)>
1ヶ月:約38万円

◎フィリピン

<学校の傾向>
フィリピンの英語学校の大きな特徴は、「マンツーマンクラスが多い」ことでしょう。グループレッスンで自分の発音が気になって話せない、間違えたら恥ずかしいなどといった気持ちは、マンツーマンでは全く心配無用です。時間いっぱいまで先生を独り占めできますので、気が済むまで話し、分からないところはとことん質問できます。結果、短期間で英語力の大幅アップが期待できるでしょう。

また、フィリピン留学は学費が安いことでも知られています。そのため、欧米諸国への留学前にトレーニングとして留学してくる学生もいるほど。過去アメリカの植民地だったため、アメリカ英語の影響が強く残ります。また、リゾート地として人気のセブ島などにある学校は、放課後のアクティビティが魅力です。

学校を選ぶときは、日本人率を確認しましょう。5%〜100%までさまざまです。日本資本の学校ほど日本人率が高い傾向にあり、生活環境は日本並に美しく整えられているでしょう。しかし、英語に触れる時間は自分で確保する必要があるかもしれません。初めての留学、外国生活に慣れるためのクラスと言う意味では、日本人同士で助け合えるので良い環境ではあります。

<生活スタイル>
生活費が安く、1ヶ月の留学で費用が20万円ほどと欧米の半額近い価格で留学できます。週末にはちょっと足を伸ばせば、美しい海で思いきりビーチアクティビティを楽しむことも可能。気候がよく、ほぼ1年を通して軽装で過ごせます。インドネシア人はみな穏やかで情に篤い気性のため、生活はさほど困らないでしょう。デメリットは、学校以外の英語はあまり正確ではないこと。現地ナイズされた英語になるため、本格的な発音や美しい文法などは、なかなか学校以外で身につけにくい傾向にあります。

<平均費用(学費、生活費合計)>
1ヶ月:20万円

◎インド

<学校の傾向>
人口12億人を抱える眠れる巨象インド。今、インドへの英語留学が密かに注目をあびています。インドは長らくイギリス統治下だったため、イギリス英語の影響を受けています。授業はグループレッスンが基本で、レベルに応じてクラス分け。学校によりますが、学生はインド人と外国人。近年は韓国人が多いようです。インドには24以上の言語があるとされ、北インドのデリーと南インドのケララとでは言語が全く異なります。書く文字さえも違うのです。よって、同じインド人同士でも英語で話すという光景が見られます。

先生はインド人ですが、アメリカやイギリスで長く生活して来た人が多いため会話は流暢です。授業はやや会話中心の内容となります。とにかく話し倒すという国柄なので、文法の乱れは気にしない、ディスカッションスタイルが多く取られています。ディベートに強くなるため、人前で話すのが苦手という人でも自信がつきやすいでしょう。

インドの公用語の1つであるヒンディ語の影響で、「R」をしっかり発音する独特の英語「ヒングリッシュ」をよく耳にすることになります。ただし、慣れると英語のリスニング力が格段にアップします。

<生活スタイル>
生活費は総じて安く、デリー市内なら交通もそれなりに便利です。都市部では英語の使用率も高いでしょう。家具付き物件が多いため、すぐに生活を始められます。ホームステイやシェアハウスもありますが、提供される食事が3食全てカレーなので、辛いものが苦手な人は自炊することになります。マンゴーやパパイヤといった南国フルーツが非常に安いため、フルーツ好きには天国。また、ヨガやアーユルヴェーダといったアクティビティが充実しており、英語でヨガを習うなどプラスアルファの留学生活が楽しめます。

<平均費用(学費、生活費合計)>
1ヶ月:約15万円

■まとめ

留学できるチャンスはそう多くはありません。せっかく留学するなら、自分にとって満足できる留学先の方がいいですよね。美しい自然に囲まれて楽しみながら勉強するもよし、日本語を忘れるくらい英語漬けになるもよし。いずれもあなた次第です。この留学後に、自分がどう変わるのか。また、変わった後に何をしたいかによって、留学の価値は二倍にも三倍にも膨らむのではないでしょうか。

どんな形であれ、留学は確実に世界観が広がる経験となります。留学しようかどうしようか迷っているならば、間違いなくした方が特なはず。ぜひ参考にして下さい。

執筆者:浦辺あずみ(ナレッジ・リンクス)

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