全国で職場いじめは6.6万件!先輩から無視されたときの対処法
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ハラスメント
こんにちは。接客コンサルタントの樋口智香子です。
周囲から愛され信頼される、魅力的なビジネスパーソンを育成する人材教育をしています。
いま、職場いじめが深刻な社会問題のひとつとなっていますよね。2015年度に全国の労働局に寄せられた労働相談のうち、「いじめ・嫌がらせ」に関するものは6万6,566件もあったと報じられています。
なかでも陰湿なのは、先輩から後輩への「無視」。周囲から気づかれにくく、後輩という立場である以上、仕事を教わることができないケースもあるため、実際の業務に大きな支障が出ることになります。
無視はとくに、女性同士の職場に多いです。
実際、『マイナビウーマン』が後輩社員にやった意地悪をアンケート調査した結果、「無視」「失敗することがわかっていて放置」「冷たい態度」「仕事を押しつけた」の4つが挙げられています。
万が一、真面目に仕事をしているにも関わらず、先輩から無視の嫌がらせをされてしまった場合は、いったいどのように対処すればよいのでしょうか。
■1:自分から歩み寄って改善の努力をする
まずは思いきって、無視をする先輩に理由をきいてみましょう。
その理由が「仕事の仕方に問題がある」「きっかけになる出来事があった」など、自分が気づいて正せることなのであれば、お互いにストレスがなくなるからです。
先輩としても、一度無視をしてしまった手前、話をするきっかけを失い、決まりの悪い思いをしているかもしれません。
こちらから歩み寄って、きっかけをつくりましょう。ポイントは「話をしたい」という意思を礼儀正しく、明確に伝えること。
以下の点を意識してください。
・ふたりきりになれるタイミングを見計らう
・話しかけるときは「○○さん」と名前を呼びかける
・相手に聞こえる声で、はっきりと話しかける
・「お尋ねしたいことがあります」と、質問をしたい意思をはっきり伝える
・本題に入る前に、クッション言葉を添え、語尾は疑問形にする
例えば、「申し上げにくいのですが(クッション言葉)私は、○○さんから避けられているのではと感じています。私がなにかご不快な思いをさせてしまっていたら、すぐにあらためますので、理由を教えていただけませんでしょうか(語尾を疑問形に)」と聞くといいでしょう。
■2:先輩へのビジネスマナーを見なおす
先輩が特定の後輩を嫌う理由のひとつに、「生意気だと感じる」というものがあります。
近年、芸能界の先輩に敬語を使わないタレントが人気を博すなど、年長者への礼儀作法が曖昧になってきました。
しかしビジネスの世界では、その甘さは通用しません。とくに1970年代以前の世代は、先輩への礼儀作法を厳しくしつけられており、その価値観を大切にしています。
もし、先輩から無視されてしまったら、挨拶や言葉遣いなどのビジネスマナーに落ち度がなかったか、もう一度見なおしましょう。
会議室の座席の配置ひとつにも、席次のマナーといって、目上の人が座る席、後輩が座る席が決められていることをご存じでしょうか。
正しい敬語やビジネスマナーを知らないばかりに、先輩に不快な思いをさせている可能性もあります。社会人としてもう一度、ビジネスマナーをおさらいしておきましょう。
■3:理不尽な無視は第三者の力を借りる
一方、こちらになんの落ち度もないのに無視をされるケースもあります。
「忙しくてイライラしていたから」「昔、嫌いだった人に似ている」「自分より若くてかわいいのが癪にさわる」など、どうしようもない理由で無視する人もいるのが現実です。
こうした場合は、上司や他の先輩に相談するなど、第三者の力を借りましょう。ポイントは、「業務にどんな支障があるか」を明確に伝えること。
「無視をされた」という感情的な怒りや悲しみを伝えるのではなく、仕事に障りがあることを、事実として伝えます。
そのために「いつ」「どこで」「どんなことがあったか」といった、5W2Hをはっきりさせておきましょう。場合によっては、配置転換をしてもらえる可能性もあります。
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以上、先輩から無視されたときの対処法でした。いじめにくよくよと悩まず、勇気をもって行動すること。それが、いちばんの突破口です。
(文/樋口智香子)
【参考】