【テキトー母さん流☆子育てのツボ!】#38 子どもが失敗するのはわかるのでつい手や口を出してしまいます
「1人でできる子になる『テキトー母さん流』子育てのコツ」の著者の立石美津子が、ママ達の育児の素朴な疑問に応えるQ&A連載、【テキトー母さん流☆子育てのツボ!】をお伝えします。
第37回は「習い事をさせたいけど、子どもが興味を持ってくれません」の疑問にお応えしましたが、第38回のテーマはこちら。
■子どものためにならない呪縛の言葉「ママはあなたのことを思って言っているのよ」
「ママの言う通りしていれば間違いないんだから」
「ほら、言わんこっちゃない。だから最初から『〇〇しなさい』って言ったでしょ」
子どもはどう受け止めているでしょう?
自分の意思を無視してコントロールする親に対して反発し、「もう2度とやるもんか!」と思っています。
「親を見返してやる」なんて奮起するタイプの子であればまだいいですが、自分からは動こうとしない習慣がついてしまうことになります。
「親の言う通りしていれば間違いない」と考える挑戦意欲のない、行動力のない子どもに育ちます。
筆者が子ども達に授業をしていた頃のことです。授業参観日にある生徒に指名しました。
後ろに座っている親の方ををちらりと見て、ママがOKビーム(=光線)送っているのを確認してから、蚊の鳴くような声で答える子がいました。
その子は、自分で自分の意見を言える子ではありませんでした。
■「今度は絶対うまくいくよ」はダメ!子どもが失敗したとき、ついこんな言葉をかけていませんか。
「今度は絶対うまくいくよ」
今度成功するかしないかは、どこにも保障がないわけです。
失敗した直後からこんな言葉をかけられたら、子どもはきっと心の中で「もし、今度うまく行かなかったらどうしよう、ママを悲しませることになる」と自分を追い詰めます。
更なる期待をかけられることになり、しんどくなってしまいます。
■どう言えばよいのか
「でも、よく頑張っていたよね」「結果が出なくても身になっているよ」と言ってやりましょう。
これらの言葉は失敗したことについてなじったり、責める言葉ではありません。
運動会で1等賞になれなかったり、テストで良い点が取れなかったりするときもあります。
けれども、結果が伴わなくとも練習したことで体力は向上していますし、勉強したことで学力はアップしているはずです。
■失敗や挫折、つまずきを通して成長していく「わが子に失敗はさせたくない」「かわいそうな思いをさせたくない」というのは親の愛情ですが、子どものためには決してなりません。
運動会で1等賞になれない、ゲームで負けて大泣きする……こんな小さな挫折体験を通して精神的に強くたくましくなっていきます。
子どもが失敗して悲しんでいる姿をみたくないと思っても、先回りしすぎないように注意しましょうね。
【参考・画像】
※ 『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』
※ 『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』
※ Poznyakov / shutterstock
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』