【元園長先生の☆保育園あるある】#2 保育園ではすぐに寝ちゃうから不思議! 「トントン」の効果って?
ママが普段みることのない園児達の日常、そして可愛い園児たちがみせてくれる“あるある行動”について、元保育園園長の筆者がシリーズ連載でお届けしています!
第一回は『「え、それって演技…?」朝の泣き別れ後の子どもの行動』をお届けしましたが、今回の保育園あるあるは、“保育園のお昼寝あるある”についてです。
1歳児以上のクラスでは、ほとんど全員同じ時間にお布団で眠っています。
おうちではなかなかお昼寝をしない子どもでも、保育士がお布団をトントンすると眠りにつきます。
そんなお昼寝の様子と、家庭との違いをご紹介します。
■家で寝ない子も、なぜ保育園では寝られるの?保育園は、子どもたちの元気な声でいつもにぎやか。
でも、お昼を過ぎた頃になると、子どもはみな帰ったのかと思うほどの静けさに包まれます。
普段おうちにいると全く寝ない子でも、保育園ではしっかりと寝ているということにママたちは驚くようです。
なぜ保育園ではお昼寝をするのに、家庭ではお昼寝がなかなかできないのでしょうか。
その違いは、“生活リズム”が規則正しいかどうかです。
保育園では決まった時間に登園し、午前中は体を使い遊んで、お昼ご飯を食べたら着替えてお昼寝をするという流れがきちんとできています。
食事などの時間帯もほぼ毎日同じなので、子どもたちは自然と眠る時間も分かっていて、昼寝の時間に布団へ入ることに何の抵抗もないのです。
保育園がお休みの日は、いつもはお昼寝をする時間にお出かけをして遊んでいたり、ご飯を食べていたりと生活リズムがくるいがち。
家庭でも、お昼寝を決まった時間にしてほしいのなら、保育園の生活リズムをできるだけ崩さないことです。
■子どもは「トントン」が大好き!大切な触れ合いの時間2~3歳のクラスになると、子ども全員を一度に寝かせています。
子どもたちが横になっているそばに保育士が座り、子どもたちの布団を順番にリズムよくトントンします。
トントンされた子どもたちはあっという間に次から次へと眠るのです。
「先生、次トントンしてね」とトントンしてもらうのを待っている子もいます。
トントンの順番を待っている間、自分で布団をトントンしている子もいるくらい、子どもたちはトントンが大好き。
子どもたちにとって、保育士という安心できる大人の存在が必要なのです。
眠る時に布団をトントンしてもらうことで、“そばにいてくれる”という安心感を得られるのです。
日中はお友だち同士で元気に楽しく遊んでいる3、4歳児もまだまだ甘えたい年頃。
お昼寝の時にトントンしてもらうのは、保育士との大切な触れ合いの時間です。
これによって子どもたちは満たされて、午後も元気に遊ぶことができるのです。
おうちでもお昼寝でも、子どものそばに寄り添い、お布団をトントンしてあげると安心します。
なかなか寝付けないような時には、おでこから眉間にかけて上から下へ指で優しくなでるのも効果的ですよ。
ぜひ、試してみてください。
【画像】
※ Denis Kuvaev, Daniel Jedzura / shutterstock
【筆者略歴】
※ 藤實 智子(ふじみともこ)・・・元認可保育園園長。現在は一時保育室「ママズスマイル」の施設長として0歳から6歳までの児童を預かる。同時に、なぜ保育士が増えないのか、待機児童が減らないのかという問題を現場の立場から考え解決するため、保育施設のサポートや保育士の相談事業等を行う。