【開運】秋にぜひ!成功する人間の「お米」の食べかた【9月2日~6日】

ANGIE



9月2日~6日頃は第四十二候「禾乃登(こくものすなわちみのる)」。稲が実る時季。夏の青々とした田んぼもさわやかな生命力にあふれていますが、この時季、夕日に照らされた黄金色に輝く田んぼの美しさは息を飲むほど。

あの輝きは八十八の努力のたまもの。お米には農家の皆さんの八十八の手間がかかっているといわれているんですよ。「米」という漢字を分解すると、「八十八」になりますね。私は祖母に、「お米一粒に八十八の神さまが宿っているんだよ」といわれ大きくなりました。地域によってはお米に宿る神さまは7人というところも。

日本人の主食であるお米。お米は私たち日本人のソウルフードです。今日から「お米」で魂を磨きませんか?


七十二候とは?
時間に追われて生きることに疲れたら、ひと休みしませんか? 流れゆく季節の「気配」や「きざし」を感じて、自然とつながりましょう。自然はすべての人に贈られた「宝物」。季節を感じる暮らしは、あなたの心を癒し、元気にしてくれるでしょう。

季節は「春夏秋冬」の4つだけではありません。日本には旧暦で72もの豊かな季節があります。およそ15日ごとに「立夏(りっか)」「小満(しょうまん)」と、季節の名前がつけられた「二十四節気」。それをさらに5日ごとに区切ったのが「七十二候」です。

「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。

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お米を無駄にする=神さまを粗末に扱うこと


神道ではお塩はもちろんのこと、お酒やお米をまくこともよくあります。地鎮祭や家、土地のお祓いなどのお清めにも、お米が使われたりしますね。穀類には高い霊性が宿るといわれているそうです。

お米は神さまへの供物であり、神さまのお力のあらわれ。中でもお米は、一本の稲に無数のお米がつきますから、「繁栄」のシンボルとも。特に白い色は清浄をあわらすとされています。そう考えるとお米を残して無駄にするということは、神さまを粗末に扱うのと一緒ですね。

私たちはお米をいただくことで、神なる力をチャージしているのです。お米一粒も無駄にしないよう、感謝を込めていただきましょう。


気分がブルーなあなたにお赤飯!


なんとなく気分がブルーなときは、お赤飯をいただきましょう! 小豆もお米同様、邪気祓いの効果があるといわれています。日本では結婚式などのお祝い事に、お赤飯をいただく風習がありますよね? 実はお赤飯、食べるだけで気持ちが晴れやかになる強力な開運料理といわれているんです。

土鍋にお米と茹でた小豆をいれて作ると、もっちりとして驚くほど美味しいお赤飯ができます。身体の底から元気が湧いてきますよ。


お米から学ぶ大切なこと


「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」という有名な言葉がありますね。そこには、偉くなる人ほど不思議と腰が低くなる、という意味が込められています。この言葉に出会うたび、日本を代表する実業家・松下幸之助さんを思い出します。

松下幸之助さんは死の直前、のどにたまった痰(たん)をチューブで吸引せざるをえない状態になられたとき、「これからチューブをいれます、ご辛抱ください」と語りかけた主治医の先生に、「いやいや、お願いするのは私です」と弱々しい声で答えたそうです。この言葉が最後の言葉となったと知り、胸を打たれました。

「これで十分」と考えるか、「まだ足りないかもしれない」と考えるか。そうしたいわば紙一枚の差が、大きな成果の違いを生む、とお話になっていた松下幸之助さん。「まだ足りない」と思えば、自然と謙虚になりますね。学ばせていただこうという思いが生まれます。

年齢を重ね、仕事のキャリアも長くなってくると、知らず知らずのうちに部下や後輩に対して、態度が横柄になってしまっていることもあるのではないでしょうか。稲穂が頭を垂れるこの時季は、自分の行いを振り返って反省しきりです。


食事は魂を清める修業


私は東日本大震災を経験しました。ライフラインの復旧まで時間がかかり、毎日冷たいものばかりいただいていたので、温かいもの、特に白いご飯が食べられた瞬間の喜びは今も忘れることができません。「いただきます」という言葉の意味を、震災前より深く感じるようになりました。

お米を作り届けてくださった農家の皆さんに感謝をして、一粒一粒ゆっくり噛んで、味わっていただく。そんな当たり前のことが、魂を磨く日々のちいさな修業だなと感じる毎日です。

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【参考】『二十四節気と七十二候の季節手帖』山下景子/成美堂

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