育児や子育てに対するパパのちょっぴりダメな部分を、自身も1児の娘のパパである筆者の体験談も交えながら川柳で紹介する連載『ダメパパ川柳』。

前回は「赤ちゃんに　ママを取られて　スネるパパ」をお届しましたが、第24回の今回は、子どもをあやす際のパパのダメ行動を詠んでみました。

こんなことをされたら、ママとしてはかなりヒヤッとしますし、イライラもしてしまいますよね。

第24回目の「ダメパパ川柳」は…

『高い高い　あやすつもりが　泣きじゃくる』　

◆登場人物◆

■やりすぎたら逆効果になってしまう

子どもは「高い高い」が大好き。

ゲラゲラ笑いながらキャッキャと言って大はしゃぎしてくれますよね。

パパとしても、子どもを喜ばせてあげられるので、たくさんやってあげたくなっちゃうもの。

でも、ついつい調子に乗ってやりすぎてしまうことも……。

僕も娘（えっちゃん）を喜ばそうそして、かなり高い「高い高い」をやってしまい、怖がらせて泣かせてしまったことがあります。

「それはやりすぎだって！えっちゃんギャン泣きしちゃってるじゃん！」

すぐに妻にそう怒られてしまい、僕はかなり焦ってしまいました。

娘に「高い高い」をして妻に激怒され、僕は焦って「ヤバいヤバい」になってしまいました……。

■何事も「やりすぎ」が一番ママをイライラさせる！

子どもが喜んでくれると、もっともっと喜ばせてあげたいと感じる。

それは親なら誰もが持つ気持ちであるでしょう。

ただ、そうは言っても、やはり限度はあります。

調子に乗ってやりすぎてしまうというのは、多くのパパがよくやってしまいがちなこと。

そして、それこそが、ママが一番イライラする瞬間でもあるのです。

「高い高い」も、あまりにも高く上げすぎたら、子どもが怖がってしまいますし、見ているママも冷や冷やしちゃいます。

もしも落としてしまったりしたら、ケガをしてしまう可能性だって出てきてしまうので、誰も喜ばない行為と言えるでしょうね。

あと、僕も何度か怒られてしまった経験があるのですが、子どもが食事をした直後に、「高い高い」やグルグル回すようなことをするのも絶対にNGです。

気持ち悪くなったり、吐いてしまうこともあり得るので、やってはいけないことでしょう。

「高い高い」も子どもとの大事なスキンシップのひとつではあります。

ただ、やられる子どもの気持ちになってあげることが何よりも大事だということを、パパにはちゃんと教えておいてあげるべきですよ。

次回の『ダメパパ川柳』のテーマは、「パパのダメな買い物編」です。お楽しみに！

【著者略歴】

※ 山田周平・・・作家／ライター。Webライター・コピーライターとして、WEBサイトの企画・ライティングや恋愛コラムの執筆などを行っている。著書に『結局、男って「あざとい女」に弱いんです。』（大和出版）