ベテランがエースを育てる 超変革のキーマンはやっぱり藤浪だ!(後編) (2/2ページ)
その約1か月後、インタビュア・矢野は「作戦兼バッテリーコーチ」として入閣する。当然、その気概は金本監督にも伝えられた。おそらく、福留たちも藤浪の気概を知っており、エースとしてだけではなくチームそのものを背負って立つ存在になると信じているから、試合中にも関わらず、喝を入れたのではないだろうか。
「藤浪は頭の良い子ですよ。22歳なのにチーム全体のことを考えられるし、侍ジャパンに招集されると、他球団の先輩たちの話も聞き、さらに自分に合うものと合わないものを取捨選択しています」(前出・同)
ストレートは走っているが、変化球が浮いてしまう状況。それについて、担当コーチが修正の方法を知らないはずがない。だが、藤浪の将来を思い、あえて『答え』を教えず、自分で考えさせているのではないだろうか。藤浪が不振を脱したとき、金本監督の超変革は一気に加速するだろう。