秋津壽男“どっち?”の健康学「口臭で病気の症状がわかるってホント。腐ったドブのニオイは胃がんを注意せよ」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

 口呼吸やストレス、睡眠などで口の中が乾いた場合も臭いますが、いずれも歯磨きなどでケアすれば大丈夫です。

 ただ、口臭の原因が病気の症状である場合は、それほど多くはありません。一般的には、食べ物のニオイが口臭になるケースが最も多く、食べ物以外の原因は虫歯や歯周病由来の口臭が8割方を占めています。いずれも口内のケアを行えばニオイはなくなります。

 口臭は本人が自覚できないことが多く、中には、周囲からの指摘に「気にしすぎ」て、会話の際に口元を抑えるなどノイローゼ気味にまでなる人がいます。しかし、体臭がない人などいないように、誰でも多少の口臭はします。それでなくとも朝起きた時は、誰もが臭いものです。

 わざわざ口臭外来を訪ねて「口臭測定器」でニオイを測る人もありますが、何種類かの化学物質が反応するだけで、本当の口臭を診ているわけではなく、場合によっては専門医がニオイを嗅いでいるそうですが、それも個人の主観によるものでしょう。

 ニオイに敏感な人などごく少数であり、自分が思うほど他人は気にしません。

 病気でないかぎり、口内のケアを行えばニオイはなくなりますので、とにかく気にしすぎないことが肝心です。

■プロフィール 秋津壽男(あきつ・としお) 1954年和歌山県生まれ。大阪大学工学部を卒業後、再び大学受験をして和歌山県立医科大学医学部に入学。卒業後、循環器内科に入局し、心臓カテーテル、ドップラー心エコーなどを学ぶ。その後、品川区戸越に秋津医院を開業。

「秋津壽男“どっち?”の健康学「口臭で病気の症状がわかるってホント。腐ったドブのニオイは胃がんを注意せよ」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2016年 9/8号“どっち?”の健康学胃ガン秋津壽男口臭社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
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