【テキトー母さん流☆子育てのツボ!】#46 親の果たせなかった夢を子どもに託すのはいけないことなのでしょうか?
「1人でできる子になる『テキトー母さん流』子育てのコツ」の著者の立石美津子が、ママ達の育児の素朴な疑問に応えるQ&A連載、【テキトー母さん流☆子育てのツボ!】をお伝えします。
第45回は『子どもの悪い言葉遣いはどうしたら直りますか?』の疑問にお応えしましたが、第46回のテーマはこちら。
■子どもはあなたの夢を叶えるために生まれたの?「私はアイドルになりたかった。でも夢は叶わなかった。娘に希望を託している」
「うちは歯医者。だから歯科医になって家を継いでほしい」
「俺は野球が大好きだ。息子はサッカーをやりたがっているけれども、将来、絶対に野球選手になってほしいから野球をやらせる」
親が叶えられなかった夢を子どもに託したくなる気持ちはよくわかります。
更に「自分が不幸だ」と感じていると、子どもには幸せになってほしいと願うものです。
けれども、子どもにとってはどうなのでしょう。
生まれた時から自由に生きられず、親の所有物のようです。
そのあげく、もし親の望む道に進めなかった場合、「親の期待に応えられない自分はダメ人間だ」と考え自己否定。引きこもったり、家庭内暴力へ発展してしまうこともあります。
そして、そんな事件も実際に起こっています。
■親の役割とは
勉強させて学力をつけておく、運動させて体力をつけておく、音楽やらせて音感つけておく、こうして肥料をやることが子育てです。
でも、これらは決して親の夢を叶えるためのものではなく、子ども自身が“自分の未来を切り開くため”“職業選択の幅を広げるため”の土台作りを親がしているだけなんです。
ですから、子どもが将来どんな道に進もうが子どもの自由なのです。
例えば……
「ピアニストにしたくて小さい頃から音楽を習わせていたのに、美容師になりたいと言い出した」
「野球選手にしたくてずっと野球をやらせていたのに、ペットショップの店員になりたいと言い出した」
いいじゃあないですか。応援してやりましょう。
古典芸能一家に生まれた子が生まれる前から将来の道が決められています。
はたから見たら食べるのに困らない家庭に生まれて羨ましい限りですが、それはそれでしんどい面もあると思います。
自由に職業を選べない窮屈さもあるかもしれませんね。
■子どもと親は別人格
子どもは親とは違う人格そしを持った、別の人間です。
そして、子どもには自由に人生を切り開く権利があります。
「医学部に行きたかったけれど、学力が伴わない」「音楽家になりたかったけど、音感がない」と1つずつ夢を諦めざるを得ない人が多い中、「なんでも好きな道にすすめる力」があるのは親のお蔭かもしれません。
それはそれでラッキーなことなのですが、「こういう道に進まなければ絶対に許さない」と親の敷いたレールを強要しないようにしましょうね。