熱戦。観衆1万超。はがれた芝。巨大スタジアムで東芝×キヤノン開催。 (2/2ページ)
残り7分、東芝はスクラからの右展開をWTB豊島翔平が仕上げて1点差に詰め寄ると、後半38分に巡ってきたキヤノンボールのスクラムに力を結集させた。ぐいっと押し込みターンオーバー。そして波状攻撃を続けた。相手の反則を誘う。SH小川高廣が逆転のPGを決めて勝利を呼び込んだ。 殊勲のスクラム時の様子をゲームキャプテン、リーチ マイケルがこう振り返った。「知念(PR)の目がギラギラしていました。廉くん(HO村山)も、押せる、と」 満員の巨大スタジアムが埋まる光景は見られなかったが、あらたなファンを楽しませるパフォーマンスは披露できた。試合前からスタジアムツアーやトークショーなどのイベントも開催された。日本開催のワールドカップまで3年。同様の準備と仕掛けを全国各地で続けなければならない。 ピッチの状態について、キヤノンのHO庭井主将はスクラム時の体感をこう話した。「すごくきれいな芝でした。ただ根付いていないというか、スクラムを組むと(そのあたりの)地面全体が(ずれて)持っていかれる感じでした。ラグビー仕様にしてもらえたら嬉しいですね」 スタンドから選手たちまでの距離も遠かった。大型ビジョンも設置され間違いなくワールドクラスのスタジアムなのだが、ラグビーの世界のプレーヤー、ファンを満足させるには少し足りない。本番までに改良してもらえる可能性はあるのだろうか。